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概要

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ドライパック製法は、缶に素材だけを入れて高い真空状態で加熱殺菌を行ないます。水や液などを入れず(もしくは少量のみ入れる)、密閉して蒸し上げる製品でハイバキュームパックとも呼ばれています。1988年、「大豆ドライパック」の前身「コープ大豆ハイバキュームパック」は、水煮大豆の改良品として発売されました。「最初の商品名は、組合員さんから『分かりにくい』という声があり、翌年、水煮大豆との違いを押し出す『ドライパック』の名称に変更となりました」とトーアス株式会社の大竹悠介さん。1955年設立の同社は、農産品の缶詰やレトルトパウチなどの加工を手掛けています。「大豆ドライパック」は、豆類のドライパック製法がまだなかったころに開発。おいし発売当初の知名度は低かったものの、試食会に参加した組合員には、「そのまま食べても大豆の味が濃くておいしい」「大豆を水戻しする手間がいらない」と大好評でした。「好みの味付けに仕上げやすい」と調理のしやすさに喜ぶ声も。そんな評判が口コミで広がり、人気が上昇。「ミックスビーンズ」「ひじき」など素材缶シリーズのラインナップも次々と生まれました。この人気を支えるのは、おいしさへのこだわり。北海道産の大豆を使用し、効率的な加熱殺菌を行なうことで、素材のもつ良好な風味が保持できるのです。さを追求し、完成するまでに約1年かかりました。お組いしさを追求したドライパック製法合員の口コミで人気上昇商品ものがたり大豆ドライパックなし、高真空加工で大豆の風味も水密封すぐに調理できる手軽さはもちろん、そのまま食べてもおいしい素材缶詰「大豆ドライパック」。27年前に誕生し、組合員の口コミで人気が広がったロングヒット商品です。02