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概要

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商品ものがたり万願寺甘とう舞鶴発祥「トウガラシの王様」暑い盛りに旬を迎える「万願寺甘とう」。産直商品ならではの魅力を探りに、5月中旬の畑を訪ねました。「成長すると、このくらいの高さにまで育ちます」。万願寺甘とうの木1本から、摘果しながら約240個の実を収穫します。全体的にまっすぐ長いスタイルが願寺甘とうは、実の肩部がくびれ、の情報交換を行なっています。「万う部会」を結成し栽培技術などのみなさんは、「舞鶴万願寺甘と添田さんをはじめとした生産者この「万願寺甘とう」のために、く落ち着きました」と添田さん。たが、4月末からの晴天でようや昇と乾燥で苗の生育が心配でし年は、春先の長雨に続く気温の上寺甘とう」が実っていました。「今まだかわいらしいサイズの「万願3月下旬に植え付けた苗が育ち、棟あるビニールハウスの中では、10農家を営む添田潤さんの畑。訪ねたのは、舞鶴の山間で野菜て栽培しています。知山の農家416軒が丹精込めて、現在、舞鶴を中心に綾部、福ウガラシの王様」とも呼ばれている肉長さ厚で15cm大以型上の、ト1ウ本ガラ30gシ。「トにもな舞鶴発祥の「万願寺甘とう」は、肩がくびれ、まっすぐ長い器量よしとにも取り組んでいます」。を、データで裏付けするようなこ「伝統的に積み重ねられた技術ち若手の有志で研究会を設立。さらに今春には、添田さんたは、微妙な調整が欠かせません」。ですぐに曲がってしまう。栽培に根が弱いため、肥料や水の加減トウガラシになっています。ただ、は品種改良のおかげで辛くない甘味のある品種だった上に、最近特長。もともと、肉厚で柔らかくそんな歴史があったんだ?「万願寺甘とう」はブランド京野菜の先駆けもともと、舞鶴市万願寺地域の農家では、昭和初期ごろから自家用として「万願寺とうがらし」を栽培していました。地域の名前をとって名付けられたこの品種の中でも、舞鶴市など中丹地域のJA京都にのくに管内で生産されたものは、登録商標「万願寺甘とう」を冠して出荷されています。昭和62年ごろ、地元生産者の熱意で京都市中央市場に「万願寺甘とう」と名付けて出荷したところ、一躍評判になり、ブランド京野菜の先駆けになったのだとか。平成16年には、京都生協の産直商品となりました。02