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概要

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理事長大原先生にはコープカレッジで3年間お世話になっています。組合員の中には大原先生のファンも多く、料理や暮らしの話などを交えた交流に、喜びの声がたくさん届いています。京都生協の取り組みにご協力いただき感謝しております。先生は、京都で生まれ育っておられて、今はお仕事で府外にもよく行かれていますが外から見る「京都」とは、どのようなものでしょうか。大原先生皆さん京都にはものすごく強い憧れがあります。これは京都のものだというだけで、「へえー、さすが」となるんですね。京都で暮らしていると、阿あうん吽の呼吸の常識があるから楽に生きられるように思います。「いけず」と言われたりしますが、あれはみんなと衝突しないように、上手におもんばかる習慣ですよね。理事長思いやりや配慮、気遣いなどというものが深く、奥ゆかしいということですね。大原先生料理の撮影の場合など、旬より早め早めに材料が必要です。地元の馴染みの八百屋さんにお願いすると、いつでもこちらの期待通りの男前の野菜を揃えてくれる。その男前具合がしっかりわかってくれているんですね。それも阿あうん吽の呼吸。京都の人は仕事に対しての誇りやプライドを持っていて、ステータスとしているところがあります。理事長どんな仕事でも相手が喜んでくれることが、自分の喜びであったり、ひいては、自分の仕事への誇りにつながってきますね。大原先生そうですね。京都の人は仕事へのこだわりが強いですね。皆さん、慎ましく、技術を毎日磨くことが自分の楽しみという生き方をしておられる。本当に頭が下がります。理事長大原先生はお子さんもおられますが、料理をとおしての子どもたちとのふれあいはどんな感じでしょうか。大原先生娘が幼稚園の時に、年長の子どもたちを対象とした料理教室をやっていたことがあります。ご飯を炊くことから、素材に触れながら料理を教えました。その料理教室、お母さんは出入り禁止にしました。その場にいるとどうしても口や手が出てしまうので(笑)。作った料理は、その時に食べるのではなく、家に持って帰ってお家の人と食べる。お母さんに「すごい」「おいしい」と言われると、子どもはすごくうれしいですよね。あるお母さんが風邪で寝ていたときに、その料理京都生協の組合員活動「コープカレッジ」の講師としてもおなじみの料理研究家大原千鶴先生と共に「食」から見た「京都」「くらし」について語りあいました。新春対談「食」をとおして心を整え、くらしを整えるということ京都人の思いやり、誇り「食」を整え、「心」を整える03