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概要

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コープカレッジ料理教室の様子??教室にきていた娘さんが卵焼きを焼いて、ご飯を揃えて「お母さんご飯、できたよ」と言ってくれたそうなんです。そのお母さんは泣くほどうれしかったそうです。子どもはやればできます。私も小学校1年生ぐらいからご飯を作っていましたから、積極的にやらせた方が何よりよいと思っています。理事長何の経験もなく大人になるより、小さい頃から料理に触れる機会は大切ですよね。大原先生本当にそうですね。料理の経験は生き方や生きる力になる。そして、生活を整えるためには、やはり「食」が基本になる思います。理事長食べることは栄養をとって身体を維持させるだけでなく、精神的なものをしっかり育むことにつながります。食べることをもっと重要視しなくてはいけませんね。大原先生そう思います。食事を手早く自分で作れるようになったら、心が整っていく。心が満たされるということは精神的なやすらぎとなり、広い目で見ると、世界平和にもつながると思います。理事長過去を振り返ってみても食糧難や貧困、格差が争いにつながっていますね。大原先生食を整え、生活を整え、心が整えば、人間としての基礎ができるといつも思います。大原先生子どもにはいろんなことを体感してほしいと思います。そして、揉まれてほしい。スポーツでも勉強でも嫌でもやらなければいけない。自分で、もがきながらこなしていく。それでいいと思うのです。子どもにはとりあえず、たくさんやることを与えてやらせる。失敗してもいいからやってみることだと思います。理事長やることを大人が狭めてはいけないですね。大人になったら大変なことや嫌だと思うこともやらざるを得ない場面に直面します。子どものうちからチャレンジさせることが大事なのかもしれませんね。大原先生勉強などもそうですね、私は子どもの教育をとても重視していて一緒になって取り組んでいます。放っておいたらしないので、できていないときには厳しく叱り、それから一緒になって勉強を見ます。そうしたら、表情が明るくなって“やらなければいけないものだ”となります。寄り添って、一緒にいて励ましてやらせる。甘やかして、物を買ってやるからと言ってさせる、そのようなことでは絶対に子どもは自らとりくめるようにならないと思います。理事長過保護とは違う、しっかり寄り添って見るということですね。大原先生生きるというか、生活習慣を教えるということ。身に付けさせることだと思います。子どもには生きるための生活習慣を料理研究家大原千鶴さん京都を中心に活動する料理研究家京都生協コープカレッジで「時短クッキング」の講師を担当04