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概要

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四季があって、それに応じた歳時があるということ。2月には節分、3月にひなまつり、5月に端午の節句、6月には水無月を食べてと。大原先生本当に、食の歳時記が整っていますね。理事長私は店舗で働いていた経験がありますが、季節ごとに歳時の売り場を作り、組合員に商品を購入していただくことが楽しかった。京都には特に歳時に対する思いがあると思います。生活にメリハリや楽しみを持たせたりすることを大事にできたらと思います。大原先生私の実家がある花背にも京都生協さんの宅配がきています。花背は買い物をするところがほとんどなく暮らしにくくなっているのですが、生協がきてくれるおかげで、生活できる場所になっていると思っています。食べていくために必要なこと、生きていくために必要なことを届けてもらっているのだなと思います。生協がなかったら困る人がいっぱいいる。生協はそんな地域のライフラインになっていると思います。理事長地域に密着した活動を展開していくことは譲れない、欠かせないこと。これができなくなると、生協の役割を発揮できない、使命が果たせていないことになります。京都生協にとって一番根幹に当たる部分です。大原先生すばらしいですね。基礎はそこですね。「みんなの生活が成り立つ」それでこそ生協なんですね。理事長はい。これからも京都の地域、くらしにお役立ちできるよう取り組んでいきたいと思います。理事長京都生協は、京都府内にくまなく商品を届けています。週1回、商品を届ける他、夕食宅配もあり、利用者の様子にも目を配り、何か異変があった時には関係機関と連携して対応しています。商品やサービスの提供だけでなく、安心して暮らせる地域づくりへの貢献という点も意識して活動を行なっています。単身世帯が増え核家族化が進む中で、生協が地域に果たす役割が大きいと思っています。理事長京都生協では地産地消を大事にしています。地産地消は地元で作ったものを地元で消費するということですが、もともと距離が近い、流通が短いので新鮮なものがおいしく食べられるという意味もありますよね。大原先生フードマイレージのことなどを考えると、わざわざ遠くのものを食べるのは無駄ですよね。今、和食がブームになっていますが、和食は季節感を大切にします。冬にきゅうりを作るために暖房をつけて遠いところから運んで、何をしているのだろうと思うのです。理事長日本は四季がはっきりしている国ですから、もっと季節に応じた食を大切にしたいですね。日本のよいところは、京都のくらしのライフラインとして日本の良さを食卓にも京都生協理事長畑忠男1985年京都生協入協2015年より理事長に就任05