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概要

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KumamotoAmakusa重視▲今回お話をうかがった牛深地区の生産者袋田幸持さん、天草ジューシー出荷組合代表船城優路さん、袋田和希さん(左から)知る人ぞ知る果物今年も、「天草晩柑」が登場する季節になりました。熊本県南西部に位置する天草地方で生産され、実になり始めてかおくてら1年以上かけて旬を迎える晩生の柑橘。もとは昭和9年ごろに熊本市河内町で偶然発見された品種「河内晩柑」で、天草地方で栽培されたものは特に「天草晩柑」と呼ばれています。「ジューシーフルーツ」や「和製グレープフルーツ」の別名もあるほどたっぷりの果汁を含み、酸味が少なくスッキリした甘さとさわやかな味で、他の果物では味わえないおいしさが楽しめます。これほどおいしい柑橘であるにもかかわらず、「天草晩柑」は一般的にあまり知られていません。生産量が限られ、主な流通形態は生産者の直販。地元など、ごく一部の人たちが知る存在なのです。きっかけは組合員の要望1999年の夏、舞鶴の組合員から「みかんのような、はっさくのような、バンカンというものを扱ってほしい」というリクエストが京都生協に寄せられました。熊本の母親から贈られた「天草晩柑」のおいしさに感動した組合員の想いに動かされ、担当者が入手した生産者の連絡先は、天草の袋田農園。コーポロ2017年4月号03