ブックタイトルbookcopolo1704

ページ
4/16

このページは bookcopolo1704 の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

bookcopolo1704

商品ものがたり生産者の「こだわり」を分かってくれる皆さんのために2134 5 6昭和23年ごろ、天草で河内晩柑の栽培を始めた亡き父・袋田福太郎さんの意志を受け継ぎ、園地を広こうじげた袋田幸持さんの農園でした。さっそく担当者が現地を訪ねるも、収穫量・価格面から交渉はいったんもの別れに。しかし、京都生協のとりくみを伝え続けて2年、今度は袋田農園から「本当のおいしさを分かってくれる人のために」と申し出があり、2001年から宅配で本格的に取り扱いがスタートしました。木成り完熟ならではのおいしさ現在、「天草晩柑」を生産・出荷しているのは、幸持さんをはじめ、生産者36人が加盟する天草ジューシー出荷組合です。天草は、四方を海に囲まれ年間を通して暖かく、柑橘も人も過ごしやすい気候。ミネラル豊富で水はけのいい土壌という地の利が最大限に生かされています。加えて、天草の島内を8エリアに分け、開花時期や生育状況の違いから、それぞれの生産者が数十年にわたって積み上げてきた経験をいかして栽培しています。生産者の皆さんがもっともこだわっているのは、開花・結実から食べごろを迎えるまで11~15カ月も木に実を成らせたままで熟さきなりせる「木成り完熟」です。木成り完熟の良い点は、甘すぎず酸っぱすぎず、みずみずしくあっさりとした「おいしさ」に尽きます。ふなきゆうじ組合の代表を務める船城優路さん04コーポロ2017年4月号