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使用。だしの風味がかくし味となり、おいしさを引き出しています。先に開発したベーコンにはない「個性的な味」を求める組合員の声をいかし、旧船井・美山行政区の組合員と一緒に開発したのが「原形スモークベーコン(スライス)」です。原形とは、燻煙する際に原料の豚バラ肉を枠などにはめ込まない製法のこと。燻すサクラのチップの香りがしっかりと肉を覆い、上品で濃厚な味に仕上がります。全てはおいしさと安全・安心を確保するためタケダハムでは、食品添加物に頼らない商品を開発する過程で、工場の環境や設備、材料やその産地など、生産に関係するさまざまな面を検討しました。「食中毒のリスクに立ち向かうには、鮮度の良い材料を使い、工場の設備と生産ラインの衛生管理を徹底するという努力の積み重ね以外に方法はありません」と品の身が割れている」「肉の臭みが気になる」「色が悪い」といった組合員からの意見もあったのだそうです。「他のウインナーやベーコンと木村さん。3つの商品は、南九比べて商品の色が地味で白っぽ州の生産者が手掛けた豚肉を使用。現地で解体・凍結されたものを生産量に合わせて解凍し、加工や調味を施します。ほかの市販品と混同しないよう、生産ラインやいのは、加熱した肉の身が白っぽくなるのと同じ理屈なんですよ。素材の豚肉の質は、味にも影響します。素材の良さをいかし、余計なものを極力取り除く工夫を重ね器具を分ける工夫も。ボイルや燻て、今の3つの商品がありま煙といった加熱処理後の商品は、クリーンルーム内でカットや包装す」と木村さん。身近な食材として、お弁当などにも重宝する「を行ない、菌の付着を防ぎます。ブルストウインナー」「ポークウインナー」「原形スモーク製品の色は加熱した肉ベーコン(スライス)」。肉のおいしそのままの色さがギュッと詰まった商品をぜひ努力の賜物ともいえる「ブお試しください。ルストウインナー」「ポークウインナー」「原形スモークベーコン(スライス)」。発売当初は、「商1.ブルストウインナーの充てん。羊腸に注意深く肉を詰めていく2.21世紀を迎えたのを機に、より安全で安心な商品づくりを願って設置されたモニュメント3.燻煙室内のブルストウインナー。手前の黒い棒は温度計で、燻煙中のウインナー内部の温度を測定4.調味液を浸透させた原形スモークベーコン用バラ肉。四角い枠にはめて成形せず、そのまま吊るして燻煙する5.「ブルストウインナー」「原形スモークベーコン(スライス)」を燻煙するサクラのチップ。煙が少なく上品な香りに仕上がる6.タケダハム生産部長の木村隆さん(右から3人目)と製造部門や営業の皆さん▲3月28日に開催された綾部エリア会「手づくりウインナー教室」のひとコマ。タケダハムは学習会などを通じて、組合員とのつながりを大切にしていますあらびきタイプの「ブルストウインナー」は、パリッとした皮の食感も魅力の一つ。木村さんによると、「羊腸にウインナーの中身を詰めるとき、わずかに空気が入ります。加熱でこの空気が膨張し、皮目がパンと張った状態が一番おいしい!そのためには、80℃くらいの沸騰しない程度のお湯で、3 ?4分間茹で上げるのがおすすめです」。熱湯で茹でたり、フライパンで炒めたりすると皮目が破れやすく、肉汁がこぼれてしまうのでご注意を。コーポロ2017年5月号05