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概要

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してやっつけるのです。牛肉などに多い腸管出血性大腸菌、鶏肉に目立つカンピロバクター、卵などのサルモネラ菌、二枚貝に特に多いノロウイルスなどは、しっかり加熱すれば大丈夫です。一方、ボツリヌス菌やウェルシュ菌は、加熱では殺菌できません。また、リステリア菌は冷蔵庫程度の低温や、塩分11?12%という梅干し程度の高塩分でも増殖します。このように微生物が原因の食中毒は、微生物の種類によって症状も対策も大きく異なるのです。また、同じ微生物を同じ数だけ食べたとしても、症状が出たり出なかったり、という個人差があります。このため、対処が非常に難しいのが実情です。食中毒を防ぐための一般的な注意が、6つのポイントとしてまとめられています(右表参照)。効果が意外に大きいのが手洗い。調理や食事の前にしっかり手を洗いましょう。とくに、乳幼児や高齢者、病気の人などは、深刻な症状になりやすいのでご注意を。保健所には、微生物の種類別に詳しいパンフレットなども用意されているので、上手に活用しましょう。食中毒を防ぐ6つのポイント(厚生労働省資料より抜粋)買い物家庭での保存下準備調理食事残った食品消費期限を確認/生鮮食品や冷凍食品は最後に買う/肉や魚などは汁が他の食品に付かないように分けてビニール袋に入れる/寄り道をしないですぐに帰る冷蔵や冷凍食品は、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に保管する/肉や魚の汁が、他の食品に付かないようにする/肉、魚、卵などを取り扱うときは、前後に必ず手指を洗う/冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に保つ/冷蔵庫や冷凍庫に詰めすぎない調理の前に石けんで丁寧に手を洗う/野菜などの食材を流水できれいに洗う/生肉や魚などの汁が、生で食べるものや調理の済んだものにかからないようにする/生肉や魚、卵を触ったら手を洗う/包丁やまな板は、使い分ける/冷凍食品の解凍は冷蔵庫や電子レンジを利用し、自然解凍は避ける/冷凍食品は使う分だけ解凍し、冷凍や解凍を繰り返さない/ふきんやタオルは熱湯で煮沸した後しっかり乾燥させる/調理器具は洗った後、熱湯や台所用漂白剤で殺菌する調理の前に手を洗う/肉や魚の加熱は十分に食べる前に石けんで手を洗う/清潔な食器を使う/作った料理は、長時間、室温に放置しない残った食品を扱う前にも手を洗う/清潔な容器に保存する/温め直すときも十分に加熱する/時間が経ちすぎたものは思い切って捨てる/少しでもあやしいと思ったら食べずに捨てる京都生協検査・点検報告残留放射性物質の検査の詳しい内容を京都生協ホームページで公開中!JA岡山「産直なす」〈3月度検査結果〉なすの生産者の高橋さんです。天敵※による農薬削減の状況を確認しました。光合成促進などにも新たにチャレンジされ、後継の努力をされています。※なすの害虫を食べる虫をハウスの中に離して害虫を駆除し、農薬使用を減らすとりくみを行なっています。柴田促成「産直土しょうが」の加工場農産物残留農薬検査米の残留カドミウム検査卵質検査鶏卵サルモネラ検査微生店舗調理商品物検商品査その他京都協同食品プロダクト㈱商品17検体2検体944検体11検体92件38件78件6件「確かなものを」と、皆さんで力を合わせて加工されています。原料産地の確認や、在庫の温度管理、また衛生管理、施設の清掃管理など、施設や記録などの点検で、正しく管理されていることを確認しました。残留放射性物質検査4件京都生協の点検項目・検査基準に照らし安全に供給できることを確認しました。コーポロ2017年6月号09