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概要

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被災地の今3.11を忘れない住民の自治で新しい故郷をつくる宮城県東松島市あおい地区は580世帯、約1800人が暮らす防災集団移転地(震災で家と故郷を失った人たちの生活再生の場所)です。様々な地域から移転した人たちが「日本一のまち」を目指し、コミュニティ活動を進めています。同地区会会長の小野竹一さんは、「日本一のまち」の意味を「子孫に喜ばれるまち、亡くなった方の魂が帰って来られるまち、支援してくださった全国の皆さんに“見に来てください”と言えるまち」と話します。そのため2012年からまちづくり整備協議会を立ち上げ、特色ある公園や集会所の建設、ペットとの共生などを実現してきました。協議会の役員は、地域のしきたりやルールなど様々な声を反映できるよう、以前住んでいた各行政区から必ず1人は選出するようにしました。1丁目・2丁目・3丁目の区割りは、高齢化率を踏まえ、復興公営住宅と自力再建地区の組み合わせにしました。自力再建地区に多い若い世代が、復興公営住宅に多い高齢者と一緒に自治会活動を行なうことで自然な見守りができると考えたからです。また、あおい地区会として「見守り部会」を設け、お茶会や訪問見守りなど高齢者の状態に応じたサポートを行なうことにしました。高齢者の健康維持のために「あおい農園」設置の計画もあります。小野さんは東松島市に「住民による高齢者支援を地区会に業務委託してほしい」と要望しています。「N PO等が委託を受けて活動している例もあるが、いつかは撤退する。支援のノウハウも地元に残らない。見守りは介護予防、ひいては行政のコスト削減につながるし、業務委託は自治会の活力にもなる。市と社会福祉協議会、あおい地区会の三位一体のとりくみができれば」と話します。防災集団移転による新しいまちづくりは、どこも始まったばかり。あおい地区と同様に多様な課題を一つひとつ乗り越えていかなければなりません。自治会の担い手がいるか、行政とうまく連携できるか、交流や支え合いをどう生み出していくか。失った故郷に変わる新しい故郷をつくるためのとりくみが続きます。情報提供/みやぎ生協▲東松島市あおい地区。JR東矢本駅の北側に広がる市内最大の防災集団移転地です▲あおい地区会会長の小野竹一さんと事務局員の木村恵子さん被災地生協のボランティア活動を支える募金にご協力お願いします被災地の3生協(いわて生協、みやぎ生協、コープふくしま)では、仮設住宅での「サロン活動」をはじめとする、人と人のつながりを大切にしたボランティア活動に継続して取り組んでいます。震災を風化させることなく、被災された方々を支援し続けるために、「被災地生協のボランティア活動を支える募金」へのご協力をお願いいたします。募金は注文書で7月4回~8月3回のOCR注文書にて募金を受け付けます。注文書に口数をご記入ください。注文番号1125ボランティア募金1口100円ポイントによる募金注文番号279960ボランティア募金1口100円(1ポイント1円)店舗では7月17日(月・祝)~8月11日(金・祝)の間に専用募金箱を設置します。環境のとりくみ4月度5月度各施設の太陽光発電ペットボトルキャップの回収量455,800個(ポリオワクチン530個分)売却益は、プラスチック再生事業者を通して、認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV)」へ寄付されます。マイバック持参率92.9%推定でレジ袋97万枚(原油換算でドラム缶49本分)の削減となりました。これにより削減できたCO?量は、41t-CO?です。*リサイクルデータ(4月度)*洛北支部137,564kwh洛中支部159,908kwhコープ下鴨109,471kwhコープ城陽167,840kwhコープきぬがさ種別回収先回収量(回収率)削減CO?牛乳パックお店宅配9.1t(38.8%)8.1t‐CO?トレーお店0.9t(37.6%)4.5t‐CO?PETボトルお店6.1t(168.4%)20.0t‐CO?卵パックお店宅配1.7t(31.7%)6.2t‐CO?カタログ類宅配368.6t(67.3%)※トレーとPETボトル・ボトルキャップはお店のみ、カタログ類は宅配のみの回収となります。発電量(設置以降の累計kwh)28,605kwhコーポロ2017年7月号13