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概要

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どこまで覚えていますか?パッケージで見る35年のあゆみ▲にがりを適量添加した豆乳を、個別の容器に充てん1982年京都生協のコープ商品として開発、当時は国産大豆50%、アメリカ産大豆50%を使用???1985年新しい京都生協のロゴに合わせてデザインをリニューアル???2005年コープきんき共同開発商品として、使用大豆を100%国産へ???2009年組合員の声でパッケージをリニューアル???2014年~現在少人数にも対応しやすい、200g×2個パックに「にがりで作られた、昔ながらのおいしい豆腐が食べたい」という京都生協の組合員の声にこたえて開発された「にがり充てんとうふ」は今年で発売3 5年。その開発メーカーである徳島県のさとの雪食品株式会社には、熱意に満ちたドラマがありました。“職人技”の豆腐そもそも「にがり」とは、海水から塩を精製するときに副産物としてできるもので、主成分は塩化マグネシウム。にがりを使うと、大豆の風味と甘さが引き出され、味わいのある豆腐になります。そのため、昔から豆腐の凝固剤のひとつとして活用されてきました。しかしにがりは、温かい豆乳に混ぜ合わせると瞬時に凝固作用が起きるため、「豆乳とにがりをあわせる技術は、腕の確かな豆腐屋さんしかできない職人技」といわれていました。開発当時の豆腐業界は、「にがりだけを使った昔ながらの豆腐を大量生産することは不可能」というのが常識でした。一方、組合員の間では、不必要な食品添加物に対する不安の声や、「昔の豆腐は味わいがあっておいしかった」という想いが高まっていました。コーポロ2017年7月号03