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概要

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乳ににがりを入れたところ、凝固作用が緩やかになることを発見しました。1982年4月末、京都生協の担当者が徳島を訪問。生協の理念と「昔ながらのおいしい豆腐をどうしても開発したい」という熱意を担当者から聞き、改めて全社一丸となって、にがり充てんとうふ専用の機械を開発していきました。一般的な豆腐は大きな豆腐を切り分け、個別の小さい容器に詰めて商品化しますが、にがり充てんとうふは逆転の発想で、冷えた豆乳と適量のにがりを一緒に個別の容器に直接流し込み(充てん)、フィルムシールで密封。その後、加熱して容器の中で固めるという製法が生み出されました。さらに、真空脱気装置による気泡除去をすることで、消泡剤を使用しない、なめらかで賞味期限の長い「昔ながらのおいしい豆腐」が完成しました。そして1982年8月、数々の業界初となる技術を駆使した「にがり充てんとうふ」が、はじめて京都に向けて出荷されました。その後も、原料大豆の100%国産化やお年寄りでも開封しやすいフィルム、製造から16日間の賞味期限など進化を遂げた「にがり充てんとうふ」。2014年には、少人数の家族でも使い切りやすいように、小分け200gの2個パックに仕様を変更しました。いまや全国で愛される商品にこうして誕生した「にがり充てんとうふ」の人気は高く、京都生協の組合員数アップに貢献するほどの存在に。さらに、他の生協にもその評判が伝わり、引き合いが相次ぎました。1989年に新設した阿南食品工場では、現在「にがり充てんとうふ」と、その後開発された「国産大豆のべんりな木綿豆腐」「国産大豆のべんりな絹ごし豆腐」を製造しています。充てん機器のメーカーだからこそ、新しい機械と技術の開発に成功したともいえる「にがり充てんとうふ」。国産大豆とにがり、そして四国山系のまろやかな水だけで作った昔ながらの味わいを、ぜひお楽しみください。1.脈動ポンプをヒントに、独自に開発したにがり添加装置2.日々状態の変わる豆乳に合わせて、絶妙な量のにがりを調節3.国産大豆の契約産地のひとつ。他に北陸・九州・北海道などの契約栽培大豆も使用4.「いつ」「どこで」「だれが」「どのように」生産、出荷したか追跡調査が行なえるよう、記号をパックに印字5.にがり充てんとうふを製造している、徳島県の阿南食品工場6.阿南食品工場にある見本。それぞれの商品に、実際に使用されている大豆の量3月3 1日、阿南食品工場で行なわれた今年度の新採職員研修の様子。実際ににがりと凝固剤で豆腐を作り、食べくらべもトッピングは和洋中なんでもOK冷やっこは常温に慣らしてから大豆のおいしさを楽しむには、やっぱり冷やっこが一番。食べる20?30分前に、冷蔵庫から出して室温に慣らしておくと、大豆の甘味がよく分かりますよ。どんな食材とも相性のよい「にがり充てんとうふ」。和洋中いろいろなトッピング+「めんつゆ」で楽しんでみてくださいね。じゃこエビやっこ・ちりめんじゃこ・干しエビ・ねぎ(小口切り)・しょうが(おろし)・キュウリ・長ネギ(みじん切り)・ごま油きゅうりやっこためしてみてね!▲さとの雪食品のキャラクター「とうふ学園1 0 2 (トーフ)組」セロリキムチやっこ・セロリ(千切り)・キムチ・韓国のり・セロリの葉中華風やっこ・レタス・ピーマン(粗みじん)・ザーサイ(粗みじん)・ロースハム(粗みじん)・長ネギ(みじん切り)・ごま油コーポロ2017年7月号05