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概要

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被災地の今▲2011年の活動開始以来13万人の“命をつなぐ足”として移動困難者を支えてきました。スタッフの多くは地元のボランティアです。▲送迎講習会の開催や行政への政策提言、利用者への公共交通の案内など、安定的な移動手段を確保していくための努力が続きます。「移動支援R e r a」代表の村島弘子さん3.11を忘れない情報提供/みやぎ生協「生きづらさを抱える移動困難者たち」高齢や障がい、病気などで歩行が難しく、“自力では行きたいところに行けない”人たちを移動困難者と言います。どの地域にもいる移動困難者が一度にたくさん、極限の状態で出現したのが6年前の震災でした。以前から移動に困難を抱えていた人は、震災でより状況が悪化しました。震災前は車で移動していた人も、車を流失して免許を返納したり、家族と生活を分けたために送迎してもらえなくなったりして、通院や買い物が難しくなりました。また避難生活が長期化するなかで心身が弱り、外出の機会が減るなどの条件が重なって介護度があがるという悪循環も生まれました。「移動支援Rera(レラ)」は、石巻エリアの移動困難者を対象に送迎支援を行なっているNPO法人です。利用者は1日平均延べ70人、年間で約2万人。約9割が通院目的で、利用者からは「レラさんのおかげで病院に行けることがありがたい」「レラがないと寝たきりになると思う」などの声が寄せられています。Rera代表の村島弘子さんは「自立生活を何とか維持できていて、これからも維持したいから移動を手伝ってほしいという方が多い。外出を止めれば介護度があがるのに、その外出に対する支援が空白になっている」と話します。障がい認定を受けている場合など、行政からタクシー券の支給はありますが、利用額は決して十分とはいえません。「“親の通院にかかるタクシー代を払いきれない。自分が送迎するため離職したら収入が断たれる”。そんな切羽詰まった相談もあります」。Reraが活動を始めて6年5カ月。「仮設住宅が解消されたら活動に区切りをつけようと考えたこともあるのですが、今止めると“生きていくのが大変な人たち”がますます困窮すると思い、続ける決意をしました」。被災地では今、新しいまちづくりが進んでいますが、移動困難者の存在は復興の陰に隠れて見逃されがちです。移動困難者の生きづらさに気付き、“公助”はもとより、地域での“共助”をどうつくっていくかが問われています。募金への御礼とご報告■「7月九州北部大雨災害緊急支援募金」総額977,276円(9月11日現在)京都生協として、被災された方々への支援を行なうことを目的に緊急募金に取り組みました。集まった募金は、日本生活協同組合連合会を通して、被害の大きい県内の自治体や民間団体が行なう被災地の生活支援などに活用されます。■「被災地生協のボランティアを支える募金」(7月~8月)総額873,308円この募金は、日本生活協同組合連合会を通じて被災地の3生協(いわて生協、みやぎ生協、コープふくしま)へ送金しました。募金にご協力いただきました皆さまに厚く御礼申し上げます。今後も京都生協は被災地を支援するとりくみを続けていきます。環境のとりくみ8月度9月度各施設の太陽光発電ペットボトルキャップの回収量593,400個(ポリオワクチン690個分)売却益は、プラスチック再生事業者を通して、認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV)」へ寄付されます。マイバック持参率93.0%推定でレジ袋104万枚(原油換算でドラム缶52本分)の削減となりました。これにより削減できたCO?量は、44t-CO?です。*リサイクルデータ(8月度)*洛北支部152,052kwh洛中支部183,864kwhコープ下鴨125,088kwhコープ城陽191,777kwhコープきぬがさ種別回収先回収量(回収率)削減CO?牛乳パックお店宅配11.9t(55.7%)10.6t‐CO?トレーお店0.7t(28.7%)3.6t‐CO?PETボトルお店9.1t(151.0%)29.7t‐CO?卵パックお店宅配2.1t(50.1%)7.8t‐CO?カタログ類宅配334.9t(75.4%)※トレーとPETボトル・ボトルキャップはお店のみ、カタログ類は宅配のみの回収となります。発電量(設置以降の累計kwh)33,868kwhコーポロ2017年11月号13