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概要

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洗浄力と環境、どちらも大切「安心・安全(safe)な洗剤を」という思いを込めて名付けられたコープセフター。発売以降も、洗浄力アップと環境負荷の軽減のための研究と改良は続きます。1960年代後半、生活排水による河川や海の水環境の悪化が社会問題化し、19 7 2年には琵琶湖に藻や赤潮が大発生。藻や赤潮の栄養源になっていたのが、多くの合成洗剤に含まれていた成分「リン」です。この問題を受け、19 8 0年には「コープセフター」の無リン化を実現しました。1983年には地球規模での環境負荷を考え、性能は保ちつつ、より環境負荷の少ない成分として、パーム油を精製した界面活性剤へと転換しました。セフターから考える地球環境のいまセフターをはじめコープの合成洗剤は、マレーシアとインドネシアのプランテーションで栽培されたアブラヤシから取れるパーム油を使用しています。パーム油はアブラヤシの果肉や種から得られ、洗剤だけでなく、食品、化粧品、化学製品など幅広く利用されています。いま、マレーシアやインドネシアを中心に、大規模なアブラヤシ農園開発が行なわれ、その過程で多くの熱帯雨林が伐採され焼き払われています。この問題に対応するため、日本生協連では2010年から「コープの洗剤環境寄付キャンペーン」を開始。これまで「ボルネオ緑の回廊」プロジェクトや、地域の環境団体へ3400万円以上を寄付してきました。2018年からはWWFジャパン※がインドネシア領ボルネオ島で進めるプロジェクトに支援先を変更。西カリマンタン州の保護価値が高い森林に近いエリアにある、小規模パーム農園の持続可能な生産を応援しています。また、(株)コープクリーンは2006年、日本生協連は2017年に、非営利組織「RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)」に加盟。認証パーム油を商品の原料に順次切り替えて行くことで、環境への影響低減や、持続可能な社会づくりに貢献しているのです。高い洗浄力と環境負荷の軽減を両立させたセフターENERGY。毎日の洗濯に、ぜひご利用ください。1.半分に割った実の中にある白い“種”が、洗剤の原料になる部分2.大人の頭よりも大きい実の房はかなりの重量3.現地で果肉と種に分けられて搾油した後、精製されて日本へ輸送4.界面活性剤などさまざまな成分を配合し、洗剤のレシピ作り(処方)を行なう開発工程5.パッケージに印刷されている環境へのとりくみを示すマーク。上から順に「コープの洗剤環境寄付キャンペーン」(詳細は下記に記載)、「RSPO認証マーク」(認証された持続可能なパーム油の生産を支持した商品につけられるマーク)、「CFP(カーボンフットプリント)」(商品の原料調達から廃棄・リサイクルまでの過程で排出されるCO2の量を見える化したマーク)※WWFは、100カ国以上で活動している環境保全団体です。そのプロジェクトは会費や寄付などの支援金で支えられています。2018年コープの洗剤環境寄付キャンペーンキャンペーン期間:2018年5月21日?2019年5月20日持続可能なパーム油の生産を支援する対象商品※1品をお買い求めください1品つき0.5円を環境団体に寄付持続可能なパーム油の生産を支援する活動につながります※セフターENERGYなど、コープの洗剤11アイテムが対象となります。セフターENERGYの原料であるパーム油はアブラヤシから作られています。このアブラヤシの農園開発は、熱帯雨林喪失の原因のひとつです。生協ではその売り上げの一部を使って環境保護団体とともにその問題の解決に取り組んでいます。コーポロ2018年6月号05