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概要

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Oosumi★▲捌いたうなぎは網に乗せる直前まで、氷で冷やしています。鮮度を保ったまま一気に焼き上げ、おいしさを閉じ込めます(写真のうなぎは背開き仕様)自然がつくりだす最高の環境土用の丑の日といえばうなぎ。静岡県産や愛知県産などが有名ですが、「泥臭さがなく、身がふっくらしておいしい」と組合員に人気なのが「コープきんき共同開発大隅産うなぎ蒲焼」。つくり手の大隅地区養まん漁業協同組合(以下、大隅養まん漁協)は、かのや鹿児島県鹿屋市の豊かな自然に恵まれた土地で、うなぎの養殖から加工までを一手に担っています。実は鹿児島県はうなぎ養殖生産量全国1位の名産地。火山灰が作ったシラス台地を通って湧き出る豊富な地下水と、南国の温暖な気候ようまんが、養鰻に適した環境を作り出しています。大隅の“養鰻の父”豊富な水と温暖な気候を活かし、ビニールハウス内でうなぎを養殖する「加温ハウス養鰻方式」を考くすだえたのが、大隅養まん漁協の楠田しげお茂男組合長です。それまで露地池で細々と行なわれていたうなぎの養殖。出荷までにおよそ2年もかかっていました。ハウス加温方式は、うなぎが最もえさを食べて大きくなりやすい水温30℃を常に保つことができるため、出荷までの期間が最短8カ月と飛躍的に短くなり、さらにうなぎの品質も向上。この方式は徐々に広がり、大隅は全国有数のうなぎの生産地となりました。コーポロ2018年7月号03