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概要

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荷した時点で泥臭などの検査を受けます。合格したものは組合の「立て場」で丸1日、地下水を浴びせて泥を吐かせます。「この後、再び泥臭の検査を行ないます。少しでも異常が感じられたら、商品にはしおくぞのません」と大隅養まん漁協の奥園ひさと久人販売部長。さらに、焼く前の検査として「試し焼き」を行ない、においや固さ、味をチェック。育った池ごとにうなぎの焼き時間・蒸し時間を変えているというのだから驚きです。氷締めにしたうなぎは、職人の手で一気に開きの状態に。早い人は1分で5~6匹は捌くのだとか。捌かれたうなぎは、皮を上にして網の上に並べ、片面およそ5分ずつ焼きます。次に、およそ10分間じっくりと蒸気をあてて身をふっくらと蒸します。蒲焼のお店と同じ方法で3度のタレ付けと焼きを繰り返して味をしっかり定着させ、最後に仕上げダレを塗って焼き上げ、完成。できあがった蒲焼は、温かいま1.ふっくらと蒸しあがったうなぎは捌いたときのほぼ倍の厚みに2.仕上げは濃厚なタレを付けて焼いたあと、パッキング3.立て樽のうなぎは育った池、大きさ毎に選別されています4.うなぎを捌くのは一瞬。職人技で骨と内臓を一気に取り去り、鮮度を逃しません5.一つの養殖池には約6tもの水が。水車を回して酸素を供給しています6.立て場ではうなぎの入った樽に1日中水を打たせて、うなぎの体内に残る泥を全て吐き出させますうなぎは栄養があるので、夏はもちろん、冬も風邪予防に食べてください!ま真空パックします。「冷凍後にパックするものとはおいしさが違います」と奥園さん。このパックはマチ付きで、身のふっくら感を損ないません。一つひとつの工程に、うなぎのおいしさを最大限に引き出す工夫がなされているのです。強い絆で結ばれた良きパートナー大隅養まん漁協と生協のつながりは、今年で31年目。特にその絆を深めたのは、十数年前のうなぎの価格下落でした。「うちは主に国産シラスウナギを入荷して育てますが、その年はシラスウナギの入荷額に対して、うなぎ蒲焼の買い値が劇的に安かったんです。他の小売業者がうなぎを買い叩くなか、生協さんだけが漁協を守るため、正規の価格で買い取ってくれたんです」と、奥園さんは当時を振り返ります。この一件以来、生協と大隅養まおすすめは「フライパン」!大隅養まん漁協では、焦げてしまわないように焼きをほんの少しだけ弱めにしています。食べるときは湯せんの後、フライパンで弱火で表面をカリッと焼くとおいしさ倍増!ん漁協の絆はさらに強まり、今では生産加工のうなぎの95%以上が全国の生協向け商品となっています。うなぎ資源回復のために近年、うなぎの稚魚であるシラスウナギが激減しています。原因は気候の変動のほか、乱獲や河川工事など、私たち人間が関わっているとも考えられています。シラスウナギを守るため、生協では2 015年から「コープきんき共同開発大隅産うなぎ蒲焼」1パックにつき3円を「鹿児島県ウナギ資源増殖対策協議会」に寄付し、うなぎ資源保護に役立てています。ちょっと値の張る国産うなぎですが、質にも味にも、安全にもこだわった「コープきんき共同開発大隅産うなぎ蒲焼」。たくさんの職人たちの技と心が詰まったうなぎは、私たちに元気をくれること間違いなしです。まずはそのままで!大隅養まん漁協のうなぎは、泥臭さのなさが一番の自慢。本来、泥臭さを和らげるためにかける山椒はこの際なしで、うなぎ本来の味を楽しんでみてください。きっとその違いに驚くはず!つ生コを協ー確のプか職きめ員んてきき7人主まが催し参のた加産??、お地い学し習さ会のにひ京み都コーポロ2018年7月号05