ブックタイトルbookcopolo2101

ページ
5/16

このページは bookcopolo2101 の電子ブックに掲載されている5ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

bookcopolo2101

?京都生協とシサム工房がコラボした「エシカルトート」。オーガニックコットンとシサム工房の洋服作りで出た端切れを使用し、インドのスラムに暮らす女性が自立を目指して縫っています。宅配ではeフレンズ1月2回、3回で企画しています(一部コープのお店でも供給中)。※シサム工房のお店では販売しておりませんのでご注意ください。畑忠男Tadao Hata京都生活協同組合理事長1985年入協。2015年より理事長に就任?京都生協では2020年10月から1年を通じてノーネクタイ勤務がO Kに。時代に合わせた、働きやすさを意識した制度を取り入れています。理事長も今日はエシカルファッションのコーディネートですドを同情やチャリティーではなく「付加価値」として表現し、「フェアトレード=これからのライフスタイル、かっこいい生き方」といったポジティブなイメージで打ち出していきたいと思い、それから14年経ってもいまだに試行錯誤しています。畑京都生協も伝えたいことはたくさんあるけれど、まだ伝わっていないことは多いです。水野さんの考え方は勉強になります。コロナ禍で見えた新しい暮らしと自分たちの役割畑コロナ禍の中で見えた新たな社会的課題に対して、水野さんはどのようにお考えですか。水野気づいたことが2つあります。1つは、このような危機的な状況下で一番深刻な影響を受けるのは、社会的弱者です。途上国だけでなく、日本でも同じことが言えます。もう1つは、これまでの「当たり前」が失われたことで、暮らしを見直す人たちが増えてきました。今、SDGsやサステナブル、フェアトレードなどは受け入れられやすい状態です。今こそ、生協や私たちなど、事業を通して社会をより良くしようとする人たちが行動するチャンスです。今、インドなどではコロナ感染者が1日に数万人規模で増えています。けれども、経済活動は始まっている。これ以上仕事をしなければ餓死してしまう、どうしようもない状況の中でみんな生きているのです。私たちにできることは、商品を売って、新たな注文を増やしていくこと。緊急時にサポートできるような存在になる必要があります。日本の社会だって、この先はどうなるか分かりません。それでも、一人ひとりが今できることをやっていくことが必要なのだろうと思います。畑コロナ禍が多くの人にとって、改めて日常のさまざまなことの意味を考えるきっかけになったのではと思います。京都生協は「2030年のありたい姿」を策定し、「京都生協は新たな希望をつくる」というビジョンを掲げました。普段の暮らしを応援することを通じて希望ある世の中をつくりたい、これまでつくってきた食品の安全・安心を中心とした社会のスタンダードをさらに、安心して暮らせる地球環境という大きな貢献へと進化させたいと思っています。最後に、水野さんが今後の京都生協に期待されることがあれば、お聞かせ願えますか。水野消費者運動から生まれた生協だからこそ、SDGs、エシカル、フェアトレードが注目される時代の中で、ぜひリーダーになっていただきたいです。商品の背景にある生産地の課題を伝えることで、買い手に意識してもらえる機会を増やしたい。例えば、児童労働の写真を同じ年齢の子どもを持つ親が見たら、現地のことが想像できると思うのです。フェアトレード認証マークがついていなくても、きちんと仕組みのあるフェアトレードはいっぱいあります。生産者や産地など商品の背景まで知って「これは大丈夫だ」と生協が判断したフェアトレード、エシカルなものを、生協の力で伝えていただければうれしいです。畑生産者の暮らしや思いを伝えていけば、その意味が分かってくるということですね。今後も頑張りますので、よろしくお願いいたします。※1フェアトレード開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易の仕組み」。※2エシカル英語で「倫理的」という意味。エシカル消費は「人や地球環境、社会、地域に配慮した消費行動」のことを指します。本シ?格ョンエデ。シビカュー2ル予0メ定2ン1年ズ秋コかレらク???