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概要

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商品ものがたり金沢の気候、風土に育まれてきた伝統の味▲収穫したての加賀れんこん。茶色の「さび」は新鮮でおいしい証加賀野菜つながりで四半世紀ずんぐりと太く、たくましい見た目とは裏腹に、中を割るときめ細かく美しい白さ。シャキッとした歯ごたえと、もっちりとした粘り強さの両方を兼ね備えた「加賀れんこん」は、煮物、炒め物だけでなくいろいろな料理と相性が良く、組合員にも人気の一品です。加賀藩五代藩主・前田綱紀の頃から栽培されていたと言い伝えられ、金沢市農産物ブランド協会が提唱する「加賀野菜」として、1997年に認定されました。もともと取引のあった加賀野菜仲間のサツマイモ「五郎島金時」の生産者を通して紹介され、京都生協の産直商品になったのが1998年ごろ。加賀野菜の黎明期からの長いおつきあいです。加賀野菜の誕生の背景には、地域ブランドとして全国的に人気を博していた京野菜の存在があったともいわれています。お互い、その土地の特徴を生かし、食文化の発展を支えてきました。じっくり成熟から生まれる極上のもっちり食感今回訪れた「加賀れんこん」の生産地、石川県の河北潟干拓地は、日本海に面する約1,100haの広大な農地です。麦や大豆、野コーポロ2021年2月号03