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夏休み平和企画 ・親子バスツアー「どんづるぼう地下壕」見学

2017年8月 9日

南ブロック
■開催日時:8月1日(火曜)午前10時から12時
■開催場所:奈良県香芝市屯鶴峯地下壕
 8月1日(火)「夏休み平和企画・親子バスツアー」で奈良県香芝市にある戦争遺跡屯鶴峯(どんづるぼう)地下壕の見学に出かけました。170801donzuru集合写真ちーーず.jpg

 バスツアーには大人19人、子ども10人、合計29人が参加しました。その日は香芝市に雷注意報が発令されていて天候が心配されましたが、見学中は好天でみんな汗だくになりながら山の急斜面を上って行きました。170801donzuru現地NPOの方にガイドをしていただく.JPGガイドはNPO法人「平和のための香芝戦争展」事務局の西嶋拓郎さんをはじめ5人のボランティアさんが案内してくれました。二上山の噴火によってできた白い凝灰岩が露出する景勝地で鶴が屯(たむろ)しているように見えるので「屯鶴峯」という名がついたと言われています。太平洋戦争終戦直前に本土決戦の軍事施設用に陸軍が掘った地下壕は、東壕と西壕に分かれていて碁盤の目のような通路(トンネル)は長さ2キロメートルに渡っています。東壕は京都大学防災研究所が地下変動調査のため見学はできません。西壕では、子どもたちも興味津々ちょっとした探検隊の気分で、真っ暗な地下壕の中、懐中電灯で足元を照らし、水たまりを避けながら長靴、ヘルメット、軍手姿で貴重な戦争遺跡を見学することができました。道の駅で昼食をすませ午後からは「二上山博物館」(旧石器文化を紹介)を見学しました。
170801domzuru火山灰が降り積もって出来た石です.jpg170801donzuru地下壕目指して山道を進む.jpg≪感想より≫
・ 険しい山の中にたった2ヶ月であそこまでの壕が出来ていることに戦況の厳しさを余計に感じました。
・ 暗く光のない事を思うとどんな気持ちでいたのでしょうか希望・不安がいっぱいだったのでしょうね。
・ なかなか貴重な体験でした、山道は疲れたけれど、参加して良かったです。朝鮮から連れてこられた人たちが日本兵としてここで過ごす時どんな気持ちだったのかな...とか色々考えちゃいました。
・ あまりの大きさにビックリです。改めて平和の大切さを考えさせられました。山歩きは大変だったけれど満足した一日でした。ガイドさんがいないと行けないところでした。感動です。
・ 自分たちだけでは、来れなかったと思うので貴重な体験でした。
・ このツアーで知る事ができ調べ、貴重な遺跡だと思いました。
170801donzuru地下壕内部?.jpg170801donzuru地下壕内部?.jpg