京都生協がコープ下鴨の取組みで
「容器包装3R推進環境大臣賞最優秀賞」
を受賞。4/11環境省で授賞式がありました。
京都生活協同組合(京都市南区、組合員数45万世帯、小林智子理事長)は、4月11日環境省で
行われた平成18年度「容器包装3R推進 環境大臣賞」授与式において、コープ下鴨が、小売店部門
の「最優秀賞」を受賞したと発表しました。
この賞は、容器包装廃棄物の3Rの推進に資する活動の奨励・普及を図るため、環境省が今年度から
設けたものです。全国から120件の応募があり、審査の結果、製造部門、小売店部門、地域の連携協
働部門で各一点の最優秀賞のほか、それぞれ1〜3点の優秀賞・奨励賞が選定されました。
京都生協は二十年以上前からレジ袋を有料化し、資源削減の取り組みを続けてきたコープ下鴨の取り
組みが評価され、小売店部門で最優秀賞を受賞しました。また同時に、地域の連携協働部門では、京
都生協も提携している「京都市におけるマイバッグ等の持参促進及び江地袋の削減に関する協定」(
京都市レジ袋有料化促進懇談会<京都府京都市>)が優秀賞を受賞しています。
コープ下鴨店は、1983年から一貫してレジ袋を有料化し、レジ袋削減の取り組みを続けてきました。
この先進的な取り組みは京都生協の他の店舗にも影響を及ぼし、1991年からはコープ下鴨以外でもス
タンプ方式によるレジ袋削減の取り組みが広がりました。さらに1995年には京都生協としてお買い物
袋持参運動方針を決定し、「1万人店頭対話運動」を経て、1996年からは京都生協全店でレジ袋有料化
が実施されました。京都市においては環境に配慮した認定店(名称:めぐるくんの店)に登録され、2007
年1月には市民団体、京都市などと「京都市におけるマイバッグ等の持参促進及びレジ袋の削減に関す
る協定」を締結するなど、地域との連携も行ってきています。コープ下鴨の取り組みは24年余に及ぶ
もので、レジ袋有料化の流れに大きな影響を与えています。そのことを環境省でも高く評価し、今回の
最優秀賞受賞につながりました。
小林智子理事長が授賞式に参加しました
若林環境大臣より表彰状を授与
若林環境大臣と小林理事長
北川環境政務官より標章の授与がありました
【小林理事長談話】
受賞させていただいたコープ下鴨で有料化をはじめたのは1983年でした。当時は「環境」といってもあまり社会的な関心は高く
ない時代でしたが、京都には昔から“始末をする”という文化があります。組合員さんの「もったいない」という気持ちからこ
の取り組みは始まったのだと思っています。
始めるに当っては地域の組合員の皆様の理解を得るということがとても大切です。たくさんの方の家を訪問し対話を積み重ねて
から、有料化に踏み切りました。そのコープ下鴨の取り組みが発端となって、いくつもの店でスタンプ方式で削減の取り組みが
行われ、京都生協全体で全店で10年前から有料化に踏み切りました。でも「有料化」ということより、「お買い物袋の持参運動」
という組合員の活動として取り組んできたことが取り組みが定着した大きな要因であったと思います。
今回受賞してあらためて、そういった先進的な地道な活動を積み重ねてこられたたくさんの組合員に感謝を申し上げたいと思います。
お買い物袋持参運動とコープ下鴨の取組み
京都生協は、組合員誰もができる省資源活動としてお買い物袋持参運動に取り組
んでいます。1996年に全店舗でレジ袋を有料化するとともに、その節約に努めてきました。現在、
京都府内に23店舗あり、レジ袋代金はレジ清算を基本に行っています。コープ下鴨は取り組みの積み
重ねにより全店平均を上回るお買い物袋持参率をキープし、2006年度は全店の取り組み目標(89%以
上)に対して92%に到達しました。この間レジ袋使用枚数は一貫して削減を実現してきています。
お買い物袋持参運動は、レジ袋節約の訴えだけでなく店ごとに無料レンタル袋の貸し出しなどを実施
し、また布製のトートバッグも取り扱い供給活動の面からもお買い物袋持参を促進しています。

レジでの宣伝風景

レジ袋持参率・レジ袋使用率グラフ
お買い物袋持参運動のあゆみ
京都生協でのレジ袋削減の取り組みは、1983年にコープ下鴨(当時は下鴨組合員センター:京
都市)で最初にスタートしました。組合員からの発案により、レジ袋1枚=5円で独自に有料化に踏
みきりました。組合員自身が地域住民の理解を得るために個別訪問をおこなうなどして、初めての
試みに挑戦しました。このコープ下鴨における先進的な取り組みは、続く1984年にオープンした烏
丸組合員センター(現コープ烏丸)やその後の特に新店舗での展開に大きな影響を及ぼしました。
いずれも組合員からレジ袋の使用を節約しようという声がおこり、翌年からスタンプ方式(スタン
プ20個で50円の還元)で節約運動が始まっていきました。店舗での組合員の協力よびかけや取り組
み成果のポスター掲示などの様子が外国人環境問題活動家の目にとまり、テレビや新聞でも取り上
げられるきっかけにもなりました。
スタンプ方式は、その後1991年3月からコープ下鴨以外の全店舗で実施されることになりました。
しかし、スタンプ方式によるレジ袋節約の取り組みの広がりにもかかわらず、1993年をピークに節
約枚数総量の伸び悩みが見られるようになりました。「容器包装リサイクル法」の公布や消費者の
環境意識への変化がすすむ中、スタンプ方式の徹底の弱さや取り組みの限界を克服しお買い物袋持
参運動によるレジ袋削減に本格的に取り組みを発展させるため、京都生協として「お買い物袋持参
運動方針」を決定しました。新しい取り組み方針をうけて、翌1996年7月から全店でレジ袋有料化
を実施していくことになりました。1996年2月からはレジ袋のお渡しは申し出がある人のみとし、レ
ジ袋はそれまでの「組合員サービス」から「基本的に不要なサービス」という位置づけに転換しまし
た。レジ袋有料化にむけて「10.000人店頭対話運動」をスタートさせ、資源節約、ごみ減量のため
にお買い物袋を持って来店していただくように理解と協力を訴えました。
こうした取り組み経過の中、コープ下鴨では一貫して有料化を維持してきました。