ブックタイトルbookcopolo1604
- ページ
- 4/16
このページは bookcopolo1604 の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは bookcopolo1604 の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
bookcopolo1604
4月から電力の小売自由化となり、皆さんは電力会社を検討したり、新サービスを利用したりしていますでしょうか。「まだ今は様子見・・・」という方を中心に、自由化とは何なのか、それによって私たちの生活の何が変わるのかなど、電力自由化の基本情報をお届けします。電力自由化とは、従来の電力会社だけでなくさまざまな事業者が自由に電気をつくり、それを消費者が自由に選べることをいいます。これにより、私たちは、さまざまな事業者から電気を買うことができるようになりました。これまでは、関西電力からしか電気を買うことができませんでした。これは、住んでいる地域ごとに電力会社が決められており、そこからしか電気を買うことができなかったためです。これまでの電力供給が独占的であったため、システム的な弱さや、リスクの分散などといった課題がありました。また、消費者にとっては自分で選んだわけではない電力会社のリスクを、料金の値上がりといったことで背負わされるという不満の声もありました。そこで、2000年から電力小売自由化に向けた施策が段階的にスタート。大規模工場やデパート、オフィスビルからはじまり、中小規模工場や中小ビル、そして今回2016年4月の家庭やコンビニなどの商店でも電力会社を選べるようになり、「電力の小売全面自由化」の実現となりました。では、電力自由化で私たちのくらしがどのように変わるのでしょうか。まずひとつにさまざまな料金メニュー・サービスの登場です。さまざまな事業者が電力市場にはいることでよい意味での競争が生まれ、消費者である私たちにおトクで便利なメニューやサービスが増えていきます。実際、それぞれの会社の特長を持った料金設定やサービス、例えば、ガスと電「電力会社を変えるとあらたに電線を引かないといけない?」「新しい電力会社だと停電が増える?」など、心配の声も上がっていますが、物理的段階的に進められてきた電力の小売自由化電気を選ぶということ供給システムは3つ16な電力供給の仕組みはこれまでと原則的に変更はありません。発電所→送電線→変電所→配電線を経て各家庭に供給されます。電力の供給システムは1発電部門、2送配電部門、3小売部門の3つに大きく分かれます。(※図参照)私たちのくらしはどう変わる?!1.発電部門電気を作るところ。水力、火力、原子力、太陽光、風力などの発電所で、すでに原則新規参入業者を認めています。2.送配電部門発電所から消費者へ電気を送る送電線・配電線などを管理するところ。電気の安定供給を担うため、関西電力など各地域の電力会社が引き続き担当します。3.小売部門消費者と直接やり取りをして、料金設定や契約手続きをするところです。今回ここが完全自由化となりました。で電力自由化04