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概要

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本社工場(生いも板こんにゃく)橿原工場(ねじり糸こんにゃく)12 3時間と手間の分だけ、込められた想い。本社工場橿原工場45 61.蒸した生いもを1個ずつチェック。芽を一つずつ取っていきます。本社工場では1日あたり約4,000個を扱っています2.すりつぶしたこんにゃくいもを水酸化カルシウム水溶液と混ぜると、むっちりしたのり状に3 .「生いも1 0 0%の板こんにゃくをぜひご賞味ください」と、工場長の上出剛さん4.丁寧に芽を取った生いもをすりつぶし機へ投入5.66本の糸こんにゃくは、お湯とともに150mのパイプを流れるうちに自然にねじれてくっつき、「ねじり糸こんにゃく」になります6.ボイルされた「ねじり糸こんにゃく」は長~く1本につながった状態でパイプから出てきます。これを一口大にカットし包装して完成しみが良く、口の中でパラリとほぐれる食感味と、あらかじめカットしてあり、手軽に使える便利さが評判の「コープきんき共同開発ねじり糸こんにゃく」。実は、組合員の声がきっかけで生まれたアイデア商品です。1988年、若草食品の前身である上杉商店の工場見学に訪れた生協組合員から「切らなくてもすぐに使える糸こんにゃくがほしい」という要望があったのだとか。そこで社長をはじめ社員たちが一丸となって5年の歳月をかけ、試行錯誤の末、「ねじり糸こんにゃく」が誕生しました。「ねじり糸こんにゃく」が束になっているのは、結着させるための特別な成分を使っているからではありません。66個の穴が空いたパイプから押し出された糸こんにゃくを、70度のお湯が流れる150mもの長いパイプに通していくと、水流でゆっくり回転するうちにみずからの粘着力でくっついていくのです。最後にひと口大にカットしてできあがりです。なお、「ねじり糸こんにゃく」は、国産の生いもとこんにゃく粉を50%ずつ使用しています。絶妙な結着具合を実現するために何度も試作を繰り返し、この配合に決まりました。現在、こんにゃくを製造する会社は全国に約2 5 0社ありますが、このようなねじりこんにゃくを作っているのは若草食品のみ。「江戸時代から人々に親しまれているこんにゃくですが、主役になることはあまりなく、どちらかと言えば地味な存在です。それでも組合員の皆さんからの『やっぱりこのこんにゃくやないとアカンわ!』の一言が聞きたくて、一生懸命良いものをお届けできるように頑張っています」と、土本さん。寒い冬にはアツアツのおでんや鍋に欠かせない「こだわりの名脇役」を、ぜひご賞味くださいね。保存方法・こんにゃくの賞味期限は、約60~90日。常温保存でOKです。ただし、日が経つごとにこんにゃく自身がアクを吐き出すため、期限の間際にはやや縮んでしまうそう。バーベキューの箸休めには、「こんにゃくの網焼き」がおすすめ!営業課統括課長土本さんこんにゃくは、ひと手間加えるとさらにおいしくなります営業課課長よしむらしのぶ吉村忍さんあく抜き方法・時間がないときには塩もみが最適!・濃い味付けにしたいときは、湯がくか水にさらすのがおすすめ。「ねじり糸こんにゃく」は、生いもとこんにゃく粉、それぞれの良さを引き出した商品です橿原工場工場長いわもとみつひろ岩本光博さんコーポロ2020年1月号07