243561コーポロ 2025年11月号て き ら いや ま とと う き1. 蕾を摘み取る「摘2. 7 〜8月頃、まだ青く固い生育途中の富有柿。摘蕾で取りきれなかった実を摘果3. 昨年の京都生協店舗農産担当による柿の収穫を通じた「援農 」4. 農園が経営するグランピング施設「天地のテラス ゆしお 」1日3組限定で標高400mの柿山の頂上で西吉野の風景を楽しみながらBBQ ができます5. 生産者代表の王隠堂の生家をリノベーションした古民家レストラン「旬の野菜 レストラン農悠舎王隠堂 」。季節の野菜が楽しめます6. レストランでは産地ならではの野菜( 柿・大蕾 」作業の様子。枝の真ん中にある一つだけを残し、ほかの蕾を摘み取ることで、光合成で蓄えた栄養を一つの実に集中させます帰など )を天ぷらで提供しています和当柿はビタミン C 含有量が豊富!柿のビタミン含有量はレモンよりはるかに多く、なんと富有柿(M玉)たった1つで成人が1日に必要なビタミンC(100mg)を補えます。つくり手に聞く 柿の豆知識寒風で干し上げた干し柿を寒天で固めた干し柿ゼリー宅配にて11月1回企画予定美吉野農園のこだわり柿加工品 いろいろ表面だけを干したソフトタイプの柿あんぽ柿宅配にて12月から企画予定店舗にて11月ごろから取り扱い予定※企画回・規格は変更になる場合があります 「温暖化の影響もあり、段々とつくりづらくなっていますが、1年に1 作の想いをこめてわが子を育てるように柿と対話して頑張っています 」と話す和田さん。美吉野農園では、生産するすべての柿を大切に、あんぽ柿などの加工品の開発・販売を自社で行うことで、無駄なく消費者に届けることができています。「すべてを出荷し、すべてを食べてもらいたい 」という美吉野農園の想いには、農業への誇りと、つくる人と食べる人へのやさしさが詰まっています。近年ではレストランやグランピング施設の運営も行い、農業への理解を深める活動も。和田さんは「ただ届けるだけが“産直”ではありません。価値を実感して手に取っていただければ 」と想いを熱く語ります。知らずに食べるのと、知って食べるのでは大違い。産地の物語を知った分だけ濃厚になる、富有柿の味わいをお楽しみください。
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