鶏インフルエンザに関する京都生協の対応について
2010年11月30日
京都生活協同組合
島根県で発生した鳥インフルエンザに感染した疑いのある鶏が見つかったことを受けての、京都生協の対応について(第1報)
1.経過。(1)すでに、テレビ等でご存知のことと思いますが、島根県安来市の養鶏農家で高病原性鳥インフルエンザに感染した疑いのある鶏が見つかったとの報道がありました。現在、県ではこの養鶏場から半径10㎞圏内の養鶏場に対して、移動制限を実施しました。
(2)発生農場の鶏については疑似患畜として扱い、殺処分が進められています。
(3)現段階において、感染が広がったとの報道はされていません(11月30日午後3時現在)。
2.京都生協としての対応。
京都生協では、産直卵を生産いただいている取引先に、鳥インフルエンザ対策として、(ア)人・車輌等に由来する鳥インフルエンザ侵入の防止対策(関係者以外の立ち入り制限や車両消毒の徹底)、(イ)野鳥・野生動物に由来する鳥インフルエンザ侵入の防止対策(防鳥ネットの補強、防鼠対策など)、(ウ)鶏の健康管理及び取扱い、について注意するようにお願いしました。
3.根拠のない噂などにより混乱することがないよう、冷静に判断しましょう。
農水省からも、「鶏卵、鶏肉を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは世界的にも報告されておりません。」と報告されています。
これは、鳥インフルエンザウイルスは酸に弱く、胃酸で不活化されると考えられることやヒトの細胞に入り込むための受容体は、鳥のものとは異なることといった理由によるものです。
今後とも、迅速で正確な情報提供に努めます。
以上