内閣総理大臣 安倍 晋三 様
京都生活協同組合
理事長 畑 忠男
今臨時国会でのTPP協定批准に反対します
政府は、今の臨時国会においてTPP協定の承認案・関連法を成立させ、批准するための準備を進めています。
私たちはこれまでにも、「食の安全・安心に関わる制度の後退」「日本の農林水産業の衰退」「公的医療保険制度の崩壊」など、くらしに関わって大きなマイナスの影響が出るのではないかという国民の不安に対し、わかりやすく情報公開することを求めてきました。しかし、先の通常国会では、交渉過程を示す資料は黒塗りされており、国民への情報公開は極めて不十分でした。このまま日本の経済・国民生活に関わる重要な協定を批准することは、「国民への十分な情報提供を行い、幅広い国民的議論を行う」とした第183回国会での決議に反しており、民主的な手続きを無視することに他なりません。
あらためて、政府に対し、TPP協定の全容について国民にわかりやすく情報を公開することを強く求めるとともに、情報公開が不十分なまま、今臨時国会で批准することに反対します。
以上