コープ牛乳の供給がスタート

1970年
コープ牛乳の供給がスタート

京都洛北生活協同組合は創立以来一般メーカーの牛乳を扱っていましたが、メーカーから再三値上げ要請がありました。メーカーとの交渉力を上げるためにはたくさんの購入が必要で、そのために牛乳の共同購入にも取り組んできました。しかしこのような抵抗も、値上げをごく短期間引き延ばすことしかできませんでした。
また、1969年ごろから牛乳の品質が新聞で取り上げられていました。一つは飼料の稲わら由来の農薬が牛乳から検出されたということ、もう一つは植物油であるヤシ油が混ざっているということでした。
「品質が良く、安い牛乳が欲しい」という組合員の要望を受けて、鳥取県生協連から大山酪農農協を紹介していただき、1970年5月に品質や価格などについての合意書を交わしました。組合員への供給価格は、大手メーカーが180cc・23~26円のところ、200cc・19円と決まり、同月から“CO-OP牛乳”として供給が始まりました。“CO-OP牛乳”は京都生協の歴史で、産直商品第1号になりました。

  • 前へ
  • 次へ