南ブロック
免疫力アップのための菌活学習会
相楽Cエリア会
■開催日時:11月14日(火曜)午前10時30分から12時
■開催場所:文化パルク城陽 西館会議室
木津川市・相楽Cエリア会では、「菌活について学び、免疫力アップを目指そう!」と学習会の計画を立てました。
そこで木津川市の保健センターに問い合わせところ、橋口美智留先生をご紹介頂き講師にお招きして、「免疫力アップのための菌活学習会」を開催しました。 受講者には宇治・城陽・八幡・木津等、他のエリア会の皆さんも加わり、総勢約30名の参加となり皆の菌活(腸内環境の改善を通して健康増進を図る)に対する興味が高いことを改めて実感しました。
配布された資料にのっている人体の消化器系の図を基に、「口から食べたものは、小腸で吸収されて初めて体に吸収され、吸収されなかったものは大腸を通り体内を素通りするものもある」というお話から始まりました。 大腸には菌が500?1000個種類があり、その中でも腸内細菌の働きによる分類として善玉菌(人に良い働きをする)2割、悪玉菌(多くなると悪くなる)1割、日和見菌(優勢な層に従って増え、体調が悪くなると悪玉菌として働く)7割が良い腸内細菌のバランスだそうです。 このバランスを保つためには、ヨーグルトや、納豆、甘酒といった善玉菌と呼ばれるものを直接摂取しおなかの中に存在している善玉菌を増やしてあげるといいそうなのですが、なんとなくそこまではぼんやり知っていたのですが、具体的に何をどの位とればどんなよいことがあるのか...いよいよ本題に入ってきました。 腸内環境を改善させる菌にはプロバイオティクス・プレバイオティクス・シンバイオティクスがありそれぞれ特徴があります。 プロバイオティクスは、生きて腸まで到達しなければ威力を発揮できない為、温度管理等の、取扱いの注意が必要です。味噌、醤油、漬物等買った直後と賞味期限間近の味が変化するのも菌のしわざだそうです。 プレバイオティクスはプロバイオティクスのエサとなり、消化酵素で消化されずに大腸へ到達することができ、腸内細菌によって安易に発酵されます。また温度管理がいらないので摂取が簡単です。 オリゴ糖の、錠剤や、顆粒は持ち運びにも便利で、シロップならお料理に甘味料として使用できます。 先生自らご持参頂いた商品のサンプルを、各テーブルで回し見しながら、「どの菌がどんな商品に含まれているのかな?」とみなさん興味津々で見せていただきました。 あと、気になっていた、特定保健用食品についている「特保マーク」や、それ以外の保健機能食品についても、教えていただき、商品を選ぶ際にぜひ役立てたいと思いました。 「菌活」の為にまずは、プロバイオティクス・プレバイオティクスどちらも10日から2週間続けてみる。 効き目が数値として現れないので効果を実感しにくいですが、排便回数や、状態、においの改善などで日々チェックをするといいそうです。 改善が見られても、日々続けることが大切なので味や量、経済性の面でも考慮して選択することが大切だと教わりました。 自分にあった菌活を日々実践し、免疫力の向上、便秘下痢の改善、肌荒れ改善、インフルエンザにかかりにくい免疫力のある健康な体になることを目標に続けていきたいと思いました。 橋口美智留先生には私たちの依頼に快く学習会を引き受けて下さり、事前の質問にも丁寧にご回答くださいましてありがとうございました。木津川市・相楽Cエリア会一同、心より感謝申し上げます。