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“これが本当の戦争だよ”日本の子どもたちに知ってほしいこと

2008年12月22日

京都生協両丹ブロック・京都府生協連合会共催
■開催日 11月24日(月曜・祝日) 午後1時30分~3時30分
■会場 綾部市I・Tビル 2階ホール
■参加人数 大人56名 子ども13名

20081222_arennelson01.jpg 命を生み育てる母親として、綾部行政区委員の平和の取り組みを何かしたい…の思いから、元アメリカ海兵隊員(ベトナム帰還兵)アレン ネルソンさんのお話を聞く会を、綾部で開催することができました。20081222_arennelson02.jpg
参加された方のうち半数が綾部以外の地域から来られていて(伊根・丹後・福知山・舞鶴・宮津など)、関心の高さがうかがえました。

20081222_arennelson03.jpg アレンさんはアフリカ系アメリカ人です。日本中の大人・子ども達へ、世代を問わず、戦争のむごさと平和である事の大切さを、アレンさんの経験されたことを通して参加者に語られました。
 なぜ軍隊に入ったのか、そこで何があったか、帰還してからの自分…。それらはPTSDという心の病となりアレンさんを長く苦しめますが、腕の良い精神科医との出逢いで病は治り、現在の平和活動を始められました。
20081222_arennelson04.jpg 講演後の質問タイムには、若い男性が英語で直接ネルソンさんに話し始めました。「なぜアメリカは戦争を続けるのか?」との質問に、アレンさんは 「山火事のようなもので、広がって手がつけられないのだ。しかし、オバマ氏が大統領になったという事は国民が今の方向を望んでいないからだ。日本には憲法9条がある。大切に…」とこたえられました。
 最後にネルソンさんへ感謝の気持を込め、組合員オリジナルの折り鶴花束と、和紙人形のしおりを贈りました。

<参加者の感想文から>
「話すのにたいへん勇気がいる体験談に、ありがとうと感謝の気持でいっぱい」
「今日のお話と憲法9条の大切さを多くの人に伝えたい」
「初めてほんとうの戦争の話を聞いた。今私たちに何ができるか…具体的に教える教育が必要ではないか」—などの声を頂きました。

 また、この企画の実行に際して、両丹ブロックの各行政区委員会の皆さま、京都府生協連合会のご協力が大きな力となって成功につながりました。ありがとうございました。