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地域のネットワークの大切さを痛感した「遺品整理のお話」

2017年1月31日

北エリア会
■開催日時:12月6日(火曜)午前10時から午後1時
■開催場所:きぬがさ会館
 北エリア会で「遺品整理のお話と夕食サポートの試食会」を開催し35人の参加がありました。170127ihin0.jpg

 北区は高齢化率の高いところで、エリア会でもこの点に注目していました。地域の中で安心して暮らしていくための一つとして、?メモリーズさんから「遺品整理の現場から、家族や地域の人とのつながり、絆についてのお話」を聞こうと今回の企画をしました。
170127ihin02.jpg (株)メモリーズの横尾さんから、単に遺品を処分するのではなく、遺族が思い出も整理して前向きな気持ちになれるよう仕事を進めているというお話を聞きました。
 また、遺品の整理だけでなく、高齢や病気などで片付けができなくなったお宅や「ゴミ屋敷」をコミュニケーションとりながら整理清掃するといったお話も聞きました。ゴミ屋敷は周りから孤立して投げやりになり「自分のことは放っておいてほしい」と考えるようになる(セルフネグレクト)。健康や衛生の管理を自分でできなくなり、孤独死につながることもあるのだとか。メモリーズさんでは、家を片づけることで新たな気持ちでやる気を取り戻して生活が出来るようになれば、と整理清掃の業務に取り組んでいるそうです。
 感想では「思う以上に残された方の感情はものに依存すること、また孤独を感じ生きていく方の心の中に寄り添う方法はどんなものかということを考えさせられた。」「「生きるための整理」という言葉が脳に焼付きました。」など、大変印象の深い学習会となり、また企画したいという声がエリア会のメンバーから上がっていました。
170127ihin03.jpg 合わせて京都生協の夕食サポートの「綾錦(食べごたえのあるおかず盛合せ)」の試食もしました。「思っていたより量が多くてびっくりした。」「バランスが良くおいしい。」「妊産婦や塾へ行く子どもなども利用できると思った。」「器のリユースは自然に優しいし、わざわざ器に移し替える必要もないので良い。」などの感想が多く出されました。