めっちゃ巻いてるトイレロール
商品ものがたり

めっちゃ巻いてるトイレロールめっちゃ巻いてるトイレロール

めっちゃ巻いてるトイレロールめっちゃ巻いてるトイレロール

コープ商品
めっちゃ巻いてるトイレロール
シングル 200m×4ロール


●宅配・店舗にて常時取り扱い

再生紙100%、長さ200m 実はコレ、めっちゃいい!再生紙100%、長さ200m 実はコレ、めっちゃいい!

コープ商品 めっちゃ巻いてるトイレロール」は、1ロールの長さが200mもあるトイレットペーパー。一般的なトイレットペーパー(シングル60m)と比べて約3.3倍も長い、めっちゃすごい商品です!

一般的なシングルタイプは
約1週間で使い切る長さ

毎日何気なく使っているトイレットペーパー。一般的なシングル1ロールは約60mで、1人当たり平均約1週間で使い切るそうです。4人家族に換算すると、1カ月で16ロールが必要になります。生活必需品だけに、「取り替えが面倒」「かさばるので、買い物が大変」「置き場所をとる」といったこまごまとした手間は、意外とストレスフル。そんな組合員の要望に応えるため、コープきんき※1では「一度の交換で長持ちするトイレットペーパーがあれば」と考えました。

※1 近畿2府3県(滋賀・京都・奈良・大阪・和歌山)の7つの生協が集まった事業連合

老舗メーカーならではの
技術力で限界突破

2018年、その思いを受け取ったのが、製紙業の盛んな静岡県富士市にある製紙メーカー「丸富製紙株式会社」。1983年に登場した「コープ商品コアノンロール」を開発・製造する会社で、京都生協の組合員とも40年近いおつきあいになります。

「長持ちさせるには、1ロールの巻きが長い『長尺』ということになります。業務用で1ロール250mの製品は製造していましたが、紙の品質と長さとの両立に苦労しました」と丸富製紙の寺岡謙将さん。ここから、「長尺」で「品質の良い」トイレットペーパー開発への挑戦が始まりました。

超巨大なトイレットペーパーの原紙ロール。直径1.5m、長さ30000m

京都生協の牛乳パックも活用

紙の原料は、牛乳パック類と雑誌やシュレッダー紙などの古紙をブレンドしたリサイクル原料100%。京都生協で収集した牛乳パックも活用されています。「牛乳パックの長い繊維と、古紙の短い繊維をうまく絡めて、質の良い紙に仕上げています」と、寺岡さん。牛乳パックのリサイクルでトイレットペーパーを世に送りだした会社だけに、リサイクル原料の特性を熟知しています。自社工場に搬入したリサイクル原料は、細かく裁断。どろどろに溶かして不純物を洗い流したものを、抄紙(しょうし)機※2でペーパーに再生します。

※2 製紙工場において紙を抄(す)くための機械

(左)裁断したリサイクル原料。組合員から集まった牛乳パックも、トイレットペーパーの品質向上に貢献しています
(右)リサイクル原料を一気にミキシング。細かく砕いた原料に水を加えて流し込み、洗浄の工程へ

実はこのペーパー、長く巻き付けても破れない強度のある厚み、柔らかくするための薄さや巻き加減といった微妙な調整を繰り返し、度重なる試作の末に生まれた絶妙な厚みと柔らかさを追求したもの。その開発の壁として立ちはだかったのが、「長尺すぎて1ロールの製品にカットできない」という問題でした。紙は重ねるほどに強度が増すため、200m分の厚みがあるロールとなると専用のカッターでもカットできなくなります。丸富製紙では「原紙を1ロール分の幅に切りながら200m分を巻く」という画期的な方法でこの問題をクリア。さらに生産スピードを向上させるために専用機械を開発し1年以上かけて、適度に柔らかい品質と、1ロール200mの長尺を併せ持つ「めっちゃ巻いてるトイレロール」がようやく完成しました。丸富製紙の技術力がここに結晶したのです。

「いろいろな限界を突破した、自慢の商品です」と、寺岡さんは誇らしげ。芯のない太穴タイプで、1ロールの直径は118mm。もちろん、家庭のトイレットペーパーホルダーに専用芯なしでもすっぽりと収まるサイズです。

2019年5月、コンパクトな1パック4ロール入りで「めっちゃ巻いてるトイレロール」の販売を開始。「取り替え頻度が少なくて済む」「柔らかくて使い心地が良い」と好評です。保管スペースを取らないため防災グッズの一つとしても注目されていて、非常用持ち出し袋に1ロール入れておくのもおすすめですよ。

丸富製紙は1955年の創業以来、共存共栄の精神でニーズに応える製品づくりと環境保護を目指しています

原紙に1ロールの幅で切れ目を入れ、軸棒に巻きます。最後に軸棒を引き抜くと、1ロールずつに完成

YouTube コープきんき公式チャンネルで製造工程の動画をご紹介しています!

丸富製紙株式会社 寺岡 謙将さん
「営業として開発に関わり、ご要望にお応えするため、一生懸命頑張っています!」

丸富コンバーティング工場の皆さん
(左)副部長 米山 英伸さん
(中)高橋 伶奈さん
(右)取締役工場長 鶴田 征宏さん

めっちゃ巻いてるパルプロール

2021年に登場した、FSC®認証製品「コープ商品めっちゃ巻いてるパルプロール」。丸富製紙は2020年、適切に管理された森林から切り出された木材の適切な加工・流通を証明する国際的な認証制度「FSC®森林認証」を取得。環境に配慮したピュアパルプ100%のトイレットペーパーです。

めっちゃ巻いてるパルプロール