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「南丹おいしい食の応援隊」活動報告その2

2011年11月27日

南丹おいしい食の応援隊
■活動時期:7月下旬から11月にかけて 
■活動場所:石亀岡市馬路町、南丹市、京丹波町

<亀岡市馬路町>
11月13日(日曜)小豆の収穫二回目“大勢の応援隊が畑いっぱいになって” 
 親子連れも含めて40人を超える大勢の応援隊が集いました。小さな子どもたちも含め、お昼を挟んで丸一日、気持ちのいい汗をかきました。
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写真左:茶色い「さや」にはきれいな小豆が入っています
写真右:取り残しがないように丁寧に作業をしました

 昼食は地元の皆さんのご厚意で美味しいおにぎりと豚汁を、作業終了後には、貴重な馬路大納言小豆を使った甘いおぜんざいを御馳走になり、作業の感想を出し合いながら、生産者の皆さんと和気あいあいと交流を深めました。
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写真左:手間暇かかる作業も大勢の力でやりきります
写真右:こんなにたくさん収穫できました

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写真左:恒例の記念撮影です
写真右:地元の皆さん手作りのお昼ご飯です

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写真左:美味しいおぜんざいも御馳走になりました
写真右:最後の交流会も応援隊の楽しみです

小豆収穫までの取り組み
・8月28日(日曜)小豆畑の草引き “昨年のリベンジ、豊作になーれ”
 7月の種まきから無事発芽し、30~40センチメートルほどに成長した小豆は土寄せされ、大切に育てられていました。地元でも草引きされているとのことですが、畑には一面に雑草が生えていて、草の勢いはすごいなと思いました。畑仕事は草との戦いと聞きますが、本当に大変さがわかりました。
 小豆の根を傷めないように手で保護しながら草を一本一本引きました。前日の雨のため少し湿り気があり、とても草をひきやすい状態で気持ち良く作業ははかどりました。これから何度かの土寄せが行なわれ、花が咲き、さやができる大切な時期を見守っていかれます。すくすく育って、秋には沢山の実をつけてほしいと思いました。

・11月8日(火曜)小豆の収穫 “苦労の甲斐あって沢山の実がついた”
 小豆のさやが根元から色づきはじめ、さやがはじける前に収穫する必要があり、収穫予定日の13日を待てずに一回目の作業となりました。
 昨年は平年の30パーセントの収穫で残念な思いをしましたが、今年は沢山のさやがつき、すぐにバケツがいっぱいになり、うきうき楽しい気持ちで作業もはかどりました。虫害も少なく美しい小豆がとれそうです。小豆はさやが緑色から茶色く乾いた状態になるのを待って、何度も作業をします。地元の方も「小豆は手がかかるから作るのが大変だ。」と言っておられました。本当にご苦労様です。


<八木町池上>
・7月23日(土曜)、24日(日曜) 白小豆の種まき− “応援隊4年目でも新たな発見が”
 今年は広い畑2枚に種まきをしました。1枚目の畑は土が細かく適当な湿り具合で、とてもきれいに種まき作業がはかどる土の状態でしたが、2枚目の畑は雨の後でもあり、水はけが悪く、土の塊も多くて少し作業がしにくかったです。今年で4年目のお手伝いとなりますが、毎年土の状態が様々で、よい経験をさせていただきました。少し自慢ですが、作業も早く上手になりました。自分の種まきした畝(うね)がきれいに生えそろいますようにと念じました。

・8月20日(土曜)、21日(日曜) 草引き “夏の草引きは大変”
 池上生産組合小豆会の皆さんは高齢の方が多く、種まきの後は毎日少しずつ草引き、土寄せの作業をされているとのことですが、今年は二日にわたり一斉に草引き作業をしました。雨のたびに草が伸びて、農家の皆さんは夏の暑い時期の大変な仕事だということでした。

<南丹市園部町大河内>
・10月23日(日曜)、30日(日曜) 稲刈り、稲木干し “酒米「山田錦」が黄金色の穂を垂れて”
 6月12日に植えた酒米「山田錦」は立派に育ち、黄金色に色づき穂を垂れていました。山田錦は他の稲と違い丈が長く、ずっしりと重い稲でした。このあたりでは一番低い田で、雨が多かったために足元が悪く機械に頼れず、半分程が手刈りとなり、本格的な稲刈りが初めての私には大変な作業でした。雨に濡れた稲は重く、いなきも悲鳴を上げているようでした。今では珍しい天日干しの酒米で作られたお酒は、さぞかし美味しいだろうと思いました。
 防除柵のおかげで、稲もさつまいもも被害はなく、稲刈りの後、いも堀りも楽しみました。「べにあずま」という種類で、昼食にいただいた、さつまいもご飯は甘くとてもおいしかったです。

<京丹波町三ノ宮>
・10月8日(土曜) そばの花観賞、草刈り
・11月5日(土曜) そばの収穫 “小さな実がどれくらいで一杯のそばに?”
 10月8日は参加できず、そばの花を観賞することができなくて残念でしたが、1月後のこの日、実をつけたそばを初めて見ることができました。そばは、茎が空洞になっていて、さくい感じでかまで刈るとシャリシャリと気持ちのいい音がして楽に刈れました。そばの実は三角錐を二つ合わせたような形の小さな実ですが、一杯のそばを作るのに、どれくらいの実が必要なのか、本当に貴重なものだなと思いました。来年は今年見逃したそばのお花畑を、ぜひ見たいと思います。

<京丹波町戸津川>
・11月12日(土曜) ゆずの収穫 “柚子山の傾斜と大きなトゲにびっくり”
 今年度の新たな応援として、戸津川村へゆずの収穫作業の応援に行ってきました。ゆずの木には4~5センチメートルほどのトゲがあり、ヘルメットをかぶっての作業となりました。
 午前は枝を横に張らせるため、杭を打ちロープをかけて引っ張る作業、各木にナンバープレートを付ける作業をしました。午後からは高枝ばさみを使って、ゆずの収穫作業です。斜面なのでゆずはコロコロと転がり、また、高い所に成っているので、地元の人がトゲを1個ずつのこぎりで切り落として木に登り枝を切る作業と、急傾面で足場も悪く大変な作業でした。
 戸津川村のゆずは、40年前に植えられ20年後にやっと実をつけたそうです。現在は高齢化と担い手不足で、柚子山の手入れが行き届いていない状態です。一日だけの作業でしたが、小さな力が応援隊という大きな力となり、役に立てたように思えた一日でした。

 ☆柚子ジュースの作り方
 柚子をスライスして、ビンに氷砂糖と柚子を交互に入れ、口までしっかり詰めます。3日ほどでできあがります。おためしあれ。風邪によいそうです。