まず、職員の方がパソコンを使って、たくさんの写真をスライドショーで見せてくださり、作業所の１日の流れや、１年を通しての活動などを知ることができました。その後、ミシン、お守りのアイロンがけ、仏壇金具成型プレス、クリップの組み立て、パッキング、箱折りなど、作業の様子も見学させていただき、実際に目で見ることによって、様子がさらによく分かりました。

　見学後は、温かい雰囲気の中、利用者の方や職員の方と交流しました。障害者自立支援法により大変厳しい状況が続いている中で、地域に密着した施設として、仕事の場をつくることだけでなく、地域活動やクラブ活動、レクリェーション活動などを通して、一人一人のメンバーさんが自己表現ができる場づくりも大切にされていることに感動しました。所長さんが、「地域に密着した作業所にしたいので、レクリェーションや音楽活動にも力を入れ、できるだけ外に出て行くようにしている」と言われたのが印象的でした。２年前の作業所訪問で音楽クラブの活動を知って、行政区委員会主催「ピース＆ミュージック」に２年続けて出演していただいていますが、昨年度のクリスマスケーキとシチューが大変おいしかったと笑顔で話してくださり、今年度も開催を予定しているコンサートへの出演を快諾していただきました。
　自主製品「にほいとりますえ（シューズキーパー：右写真）」の販売や、作業所の紹介ができるホームページを、秋に向けて作成準備中とのことです。利用者さんたちの笑顔や、クラブ活動で作成した素敵な絵を、どんどん発信していただきたいですし、ホームページができた時には、行政区委員会ニュースで紹介して宣伝したいと思いました。