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活動会員学習会「高齢者疑似体験」

2013年3月15日

くらしの助け合いの会
■開催日:3月1日(金曜)
■開催場所: ひとまち交流館
 介護実習センターの中山さんを講師に10名の参加で行われました。
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 まず、高齢の方の心と体についての説明を受けました。老化により、視覚や聴覚、味覚など外界からの知覚情報が減少し、それによって性格や精神上の変化に影響を及ぼす…例えば、周囲とコミュニケーションがうまく取れずこもりがちになったり、物忘れや物事への関心や興味が薄れていくそうです。
130315_2.jpg 体験では身体の機能を制限する装具を身につけて、日常のいろんな動作をやってみました。耳栓をすると周囲の人の会話が聞こえづらく、何となく孤立するような気持ちに。ゴーグルをかけて白内障の症状を体験し文字や色が見づらくなるのを実感。さらに台所のガスの炎も見えない事もわかりました。手指の自由を制限する手袋をすると、細かい作業が難しくて財布からお金を出すのにも一苦労。衣服のボタンかけも時間かかりました。筋力の低下を感じるために手足に重りをつけると、思うほど足が上がらず、階段の上り下りは怖くて一段一段慎重になりました。
 体験を終えて、「高齢の方がしんどいとおっしゃる気持ちが理解する事ができた。見えないし聞こえないし、自由に動けないし、とても疲れます。早くできない事をイライラして待つのではなく、これからは理解して待てる事が出来そう」「若い世代の方にこそ体験して知ってほしい」「高齢の方に優しくなれそう」など感想が寄せられました。