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地場野菜を見に行こう!

2014年12月18日

伏見区東部エリア会
■開催日時:12月1日(月曜)午前10時30分から11時30分
■開催場所:渡邊幸治さん圃場
コープ醍醐石田に出荷している野菜の生産者を訪問しお話を聞きました。地産地消の現場を見て、また、野菜の生育状況と農薬の使用量や回数など生産者が工夫されていることを知ることができました。
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ブロッコリー、キャベツ、白菜、大根、チンゲン菜、人参などを作られていました。農薬の使用状況や大事なこと、後継者の問題など色々なお話が聞けました。
<圃場の紹介>
代々農業をしています。この圃場では今はブロッコリー、キャベツ、白菜、大根、チンゲン菜、人参など作っています。少し離れた場所にブドウ園がある。八木町で米も作っている。すぐ近くに竹林もあるので筍もある。自分と妻とパートの3人で作業している。父も時々手伝う。夏はトマトやナスなど色々作る。大根は3~4回作る。
<農薬の使用状況は?>
141205watanabe1.JPG必要な時に必要な分だけ使っている。収穫前などは絶対まかないので、農薬が出荷された作物に残ることはない。使わないと虫に野菜のおいしい部分はほとんど食べられてしまうだろう。日本の農薬はきついものではないし、自分達も食べるものなどで安心して下さい。
《大事なことや大変なこと、こだわりなど》土づくりが大事です。10年かけて作った。草ひきは夏はやはりすぐに大きくなるので大変。野菜があるていど大きくなれば草に負けずに成長できるのだが。
冬はケイフンなどの有機肥料など使っている。夏のトマトのビニールハウスも家族でたてた。甘みやおいしさは土や肥料により変わるので工夫している。
<伝統野菜との関わり>
山科なす、山科とうがらしは自分達で種までとって継承していくようにしている。農家のグループを作り、自分は何株など決めて作っている。山科とうがらしは短期間しかでまわらないが、柔らかくておいしいですよ。種は形がよいものや接ぎ木して作っていないものなどを他の種類と交配しないよう隔離された圃場で作ったものからとる。
<家族の協力>
妻は一緒に作業している、家事がしんどい時は自分も手伝うようにしている。子どもは振り売りなど一緒にいったりしているが、将来はわからない。他にやりたいことを見つけたら応援したい。継ぎたいと言ったら、出来るだけのものを残してやりたい。
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