講師の佐々木さんから、鳥取県畜産農業協同組合（鳥畜さん）が設立された歴史と、事業内容についてお話を伺いました。鳥畜さんでは、休耕田や耕作放棄地を活用して牛の餌となる飼料稲や飼料米を生産し、輸入だけに頼らない餌作りに取り組んでいます。大自然いっぱいの美歎牧場で大切に牛を飼育し、徹底した衛生管理体制の中で食肉加工がされています。
牛（肉）の区分（鳥畜さんのお肉はホルスタイン種）や、牛肉の部位と特徴についても説明していただきました。特定の部位だけでなく、まんべんなくいろんな部位を食べてほしいというお話には、なるほどと納得しました。部位にあった、おいしい料理方法を学ぶことも大切ですね。「安全安心ブランド＝鳥畜さんのお肉、だと確信できた」「食の安全は必須。安全とわかってこそ、毎日の食が"真においしい"、安心できる」との声が聞かれました。
秋日和の中、エリアメンバーさん宅のバーベキューハウスでの野外学習会となりましたが、お肉や野菜を焼きながら、おいしく食べるコツも教えていただきました。焼く直前に塩をすると旨味が出ること、お肉を焼きすぎると硬くなってしまうこと、コープさがのの美歎牧場コーナーで売っている"味付け肉"がおいしいこと...。「私たち消費者がみんなで生産者を支えていけたらいいと思う」「知らずに過ごしていたことがもったいない。もっと知りたい！」と、おいしく為になる試食学習会になりました。
＜参加者の感想より＞　
・すべてが循環していることが、強く心に残りました。そこには私達のような消費者も必要で、皆で生産者を支えていけたらいいと思います。
・安全、安心のブランド「鳥畜さんのお肉」...ということがよくわかりました。
・牛乳を飲まないと循環が途切れるということがわかりました。
・ロースばかり食べたい！と言うと、牛が足りないんだ！どの部位も食べていかないと...。
・牛一頭、部位、皮...全て使って生かされるといいなぁ。
・「（産直鳥取牛は）硬いけど安全だから～」と聞いていたけど、いやいやどうして！すごくおいしかった。硬くないです。
・牛肉の売場での表示の違い、和牛・国産...などの違い。何だかカラクリもあるようで、しっかり知らないと大変だ...と思いました。（平和、憲法と同じで知らないことはキケン。賢くなりたいものです）