モノの値段が日に日に上がっています。ス－パーでは安い輸入品が陳列されているのを見かけますがそれらは果たして安全なものなのか。そもそも安全な食品とはどういったものなのか。メンバー各々が子育てや介護などを担って生活していますが、等しく関わりがあるのが食になります。家族の健康を守る立場として、生活に一番関わる食を学ぶことで、消費者力向上を図りたいと考えました。京都生協品質保証部の佐々木さんから話を伺いました。

世の中に絶対的に安全な物質や食品は存在せず、摂取量や吸収量、毒性により決まってくるというお話がありました。長期保存や美味しく見せる為などに使用されるものとして1500品目を越える食品添加物があり、それらは食品衛生法に基づいており、科学的評価を得た、基準をクリアしたものになる。各国、EU等で独自の安全基準があるが、日本基準をクリアしたものだけが国内に流通しているので、輸入品だからと言って過度に恐れる必要はないことを知ることが出来ました。京都生協では国とは別の独自基準を設けていることや、過去の冷凍餃子事件の質問にも丁寧にお答え頂きました。

一方向からの切り抜き情報や広告、特定の国のネガティブ報道が続く等、世の中には根拠ない情報が溢れていることも教えて頂きました。

勉強会はご用意頂いた多くの資料を見ながら受けました。難しい部分も多々ありましたが、例を交えて分かりやすく解説頂きました。約2時間の長丁場でしたが、途中笑い声がもれるなどあたたかな雰囲気で進み、アッと言う間に感じられました。消費者である私たちはテレビ番組や広告等のキャッチ－な言葉に踊らされず、正確な情報を得て買い物をしていくことが大切であると感じました。佐々木さん貴重なお話を有難う御座いました。