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点検レポート

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工場点検 京都生協コープ商品 ふる里京揚、おあげ 伊賀屋食品工業株式会社 京都第2工場

  • 2026年07月13日
  • 工場点検

点検日 2026416

 京都生協コープ商品「ふる里京揚」「おあげ」を製造している伊賀屋食品工業株式会社
京都第2工場は、京都府綴喜郡井手町にあります。なお、城陽市には伊賀屋食品工業
株式会社の本社工場があり、そこでは、京都生協コープ商品「きぬとうふ」「もめんとうふ」
を製造しています。
 京都生協コープ商品の油揚げは1978年に登場し、当時は今よりも多くの油揚げ商品が
ありましたが、現在は「ふる里京揚」(宅配・店舗ともに取り扱いあり)と「おあげ」(店舗
のみの取り扱い)の2品です。「ふる里京揚」と「おあげ」の違いは、「大きさ」です。



 製造場に入場する際は、健康状態を確認する記録表を記入した後、会社指定の作業衣
に着替え、粘着ローラーで作業衣に付着している毛髪やゴミを取り除きます。その後、エア
シャワー(作業衣にきれいな空気を当てて表面についた塵を吹き飛ばす装置)を通ります。
 次に、液体せっけんでの手洗い⇒ジェットタオルで乾燥⇒アルコール消毒の手順で手指の
殺菌消毒を行った後、手袋を着用し、もう一度、「液体せっけんでの手洗い」~「アルコール
消毒」の手順で手指の殺菌消毒を行います。
 京都第2工場では外国出身の従業員(点検時はベトナムの方)もいるため、手洗い等の
手順が「日本語」と「ベトナム語」の2種類掲示されていました。
HP手洗い手順.jpg

 原料大豆が保管されている、「大豆倉庫」の点検を行いました。
「ふる里京揚」と「おあげ」は、国産大豆を100%使用することになっています。大豆倉庫
に保管されている現品や仕入先からの納品書、大豆の入荷記録から、「ふる里京揚」
「おあげ」に国産大豆が使用されていることを確認しました。
 京都第2工場では、「外国産大豆」を使用した製品も製造されています。大豆倉庫内で、
「国産大豆」と「外国産大豆」とが混ざらないように、どのように管理しているのかお聞き
したところ、「倉庫内で『国産大豆』と『外国産大豆』の保管場所を分けることで、管理して
いる」と説明がありました。
大豆倉庫.jpg


 ここから、おあげの素となる「豆腐」を作る工程です。
 まず、原料大豆を水に浸漬させる作業です。大豆倉庫に設置されている「大豆投入口」へ
大豆を投入し、パイプで浸漬槽へ運ばれます。そこで、8時間~16時間ほど(気温・水温に
より調整します)水に浸漬します。
HP浸漬槽内の大豆.jpg


 浸漬が終了した大豆は粉砕機へ移され、水を加えながら粉砕した後、消泡剤を加えて
加熱します。
粉砕機.png

HP加熱機.jpg

 水と大豆を一緒に加熱したものを絞り、「液体」と「固形物」を分離します。この時、分離
した「液体」の方が「豆乳」で、「固形物」の方が「おから」になります。
HP豆乳・おから分離.jpg


 「豆乳」は、凝固機へ送られ、凝固剤を加えながら撹拌し、粒状の豆腐を作ります。
 粒状の豆腐ができたら、それをプレス機へ流し込み、粒状の豆腐だったものを布で
挟み、水分を絞りながら押し固めることで、1枚の長い、「板状の豆腐」にしていきます。
凝固剤入れる前・後豆乳.jpg

HP豆乳コンベア.jpg
プレスの様子.jpg

 プレス機で押し固められてできた板状の豆腐は、プレス機を出たところに設置してある
カッターで切り分けられます。
豆腐カット様子.jpg


【ここから豆腐を油で揚げる工程です】
 カッターで切った豆腐を、油が入ったフライヤーに送り込み、出口に向かってゆっくり移動
させながら揚げていきます。フライヤーの出口に到着した時に、ちょうどよい揚がり具合に
なるよう、揚げ油の温度と揚げ時間が調整されています。
揚げているところ.jpg


 揚がったおあげは、そのまま金網でできたベルトコンベヤーで運ばれ、粗熱をとり、急速
冷却機に入っていきます。
 急速冷却機では、製品の温度が10℃以下になるまで冷却します。食品を「急速に
しっかり」と冷却することは、「食品安全」のためにも重要な工程です。
急速冷却機へ入るところ.jpg
 
 急速冷却機でしっかりと冷却されたおあげは、そのままベルトコンベヤーで検品場に
運ばれます。検品場では、「サイズ」「膨らみ方」「揚げ色」「破れ」など、製品の外観に
問題がないかを確認します。外観に問題があるものの、「食べても問題がないもの」に
ついては、「刻み揚げ等に用途を変更する」とお聞きしました。
HP検品場.jpg

 ここから包装工程です。
 包装用フィルムへ賞味期限を印字します。賞味期限の印字が正しいことを確認して
から、機械で包装します。
HP賞味期限印字確認.jpg


 包装機で包装されたおあげは、X線異物検出器と金属探知機に通し、製品に硬質
異物(ガラスや金属)が混入していないか確認します。
 X線異物検出器・金属探知機による確認は、「安全・安心な商品」を組合員にお届け
するための大事な工程になります。
 その後、自動計量器で最低重量が上回っているかを確認し、最後に人の目で見て、
賞味期限の印字不良や包装不良などがないか確認します。
HP金探・X線.jpg


 製品は、10℃以下になるように設定されている冷蔵庫で一時保管されます。冷蔵庫内の
温度に異常がないかを確認するため、1日に複数回、冷蔵庫に設置された温度計で温度を
確認し、その温度を記録表に記入しています。
 点検時、冷蔵庫内に設置された温度計で、庫内温度が10℃以下になっていること、また、
温度記録表(データ)で、庫内温度に異常が発生していないことを確認しました。

 工場内を点検した後、事務所で書類や製造記録などの点検を行い、「ふる里京揚」
「おあげ」が仕様書(※)通りに製造されていることを確認しました。おあげの素となる
豆腐作りに欠かせない水についても、水質検査の結果で問題がないことを確認しま
した。
※仕様書:原材料や製造方法、賞味期限など、商品の設計図にあたるもの。
HP帳票点検.jpg

【点検者の所見】
 京都生協コープ商品「ふる里京揚」「おあげ」に使用する原料大豆は、「国産大豆」
100%使用することになっています。大豆倉庫では、「国産大豆」と「外国産大豆」
とが混ざらないように、保管場所を分けて管理されていること、記録では「国産大豆」
100%使用されていることを確認しました。
 また、製造工程においては、仕様書通りに運用・管理されていること、衛生管理や
異物混入対策についても現場や記録で問題ないことを確認しました。


【メーカーからのメッセージ】
 いつも数ある商品の中から「ふる里京揚」「おあげ」をお選びいただき誠にありがとう
ございます。
 第2工場は食品安全管理の国際規格FSSC 22000()を認証取得し、徹底した衛生
管理に努めております。
 今後も安全・安心・おいしい製品をお届けできるよう品質向上に励んでまいります
ので、変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。

(※)FSSC22000:確実な食品安全管理を実践するための国際的な認証制度のことです。



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