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【緊急声明】京都生協は、アメリカ軍によるイラン核施設への攻撃に強く抗議します
- 2025年06月25日
- 声明・政策提言
2025年6月25日
京都生活協同組合
理事長 髙倉 通孝
京都生協は、アメリカ軍によるイラン核施設への攻撃に強く抗議します
2025年6月21日、アメリカ軍によるイランの核施設への攻撃が行われました。私たち、京都生協は、くらしと命を大切にする立場から、この軍事攻撃に強く抗議の意を表明します。
核施設への攻撃は、地球環境全体に深刻な影響を及ぼし、国連憲章や国際法に明らかに違反する行為として重大なリスクを伴います。このような行動は、国際社会が長年にわたり築いてきた核拡散防止の努力と信頼を損なうものであり、地域の緊張を一層激化させる危険があります。また、戦闘の拡大は、一般市民、特に女性や子どもたちが犠牲になる事態を引き起こす可能性があり、万が一にも核兵器が使用されることは絶対に許されません。
私たちの願いは、すべての人が安心して暮らせる社会の実現です。過去の戦争からの教訓を踏まえ、京都生協は「平和とよりよい生活」を理念に、核兵器廃絶や平和の重要性を広める活動を続けてきました。私たちは、平和を築くための行動を一層強化する必要があります。
平和とは、単に戦争のない状態ではなく、すべての人々が尊重され、安心して生活できる状況を意味します。私たちは、日本国憲法の平和の精神を重視し、国際的な価値観に基づいて対話と協力を通じて平和を築くことが必要です。現在の地域紛争やテロの脅威に対抗するため、京都生協は核兵器廃絶の立場を明確にし、次世代に平和な未来を引き継ぐ責任を果たす所存です。
私たちは、日常の小さな取り組みを大切にし、家族や地域の絆を強化するとともに、平和について学び、歴史を語り継ぎ、未来を担う子どもたちが安全に暮らせる社会を築いていく使命があります。この攻撃に対して反対する理由は明確です。武力行使ではなく対話と外交による解決が必要です。
京都生協は、アメリカ合衆国政府に対し、直ちにこれ以上の軍事行動を中止し、国際社会と協力して、誠実な対話による平和的解決を推進することを求めます。この声明を通じて、二度とこのような暴力行為が繰り返されることがないよう訴え続けます。すべての人々のくらしと命を守るため、私たちは今後とも行動を続けます。
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